2020年10月3日 更新

【体験談】お口のケアには注意して!産前・産後の歯のケアを怠ったママの失敗談

「妊婦歯科健康診査」しっかり受けていますか?妊娠期間中はもちろん産後も、歯のケアはとっても大切なことです。今回は、産前・産後の歯のケアを怠った筆者の失敗談とやっておきたいお口のケアをご紹介します。

三女の時の話。

長女を出産して4年半、次女を出産して1年半。再び、妊娠が発覚。妊婦健診を受けている期間、真っ先に考えたのが「つわりや体調が落ち着いたら、歯科検診に行こう!」でした。

この時には普段からの歯科健診も受けていました。「妊婦歯科健診」は無料で受けられるメリットがあります。前回、前々回もこのお得なクーポンを使わず、自分の歯の健康をおろそかにして、本当に後悔し反省しました。

また、次女と同じ産院での出産でしたが、担当してくれた助産師さんが「つわりで、歯を痛めやすいから歯科健診も行ってね」と声かけしてくれたことも大きかったです。

ふと、お口の中の大工事をしたあの頃の恐怖が蘇ってきました。だから、行けるタイミングで絶対に行こうと決意。三女の産後も定期的に歯科へ通っています。

なぜ、ママは虫歯になりやすいの?

ここまで筆者の体験談を読んでいただきありがとうございます。

さて、そもそも「母」になる前には定期的な歯科検診にいっていなかった筆者ですが、「母」になった途端、バタバタと虫歯になっていきました。

下記の記述にもあるように、産後は歯が悪くなる…と聞いたことがある方もいらっしゃるかと思います。それは一体どうしてなのか?以下の事をまとめてみました。
昔は「一子を得ると一歯を失う」といわれたこともあります。今でも「妊娠すると歯周病になりやすい」とか「出産すると歯が悪くなる」という話を聞きます。確かに、妊娠によってむし歯や歯周病のリスクは高くなりますが、適切なお口のケアによって予防することも可能です。妊娠期の歯・お口の健康を保ち、安心して出産を迎えてほしいと思います。

妊娠すると口内環境が乱れがちになる!

つわりが始まってから、歯磨き粉の味が嫌で歯磨きが辛くなった経験のある方、いらっしゃいませんか?または、間食が増えたり、酸っぱいもの等、普段は欲しくなかったものが無性に食べたくなるなど…妊娠すると、つわりなどの体調変化により口内環境が変わったり、ホルモンのバランスによって歯周病の菌が活性化しやすくなるのだそう。

実は、妊娠中は口の中のトラブルが起きやすい環境が出来てしまっているんです!唾液の量の減少により、虫歯・歯肉炎・歯周病・口臭のリスクが普段の何倍も上がるんです。また、筆者も経験しましたが増殖した菌の影響で、悪化していくスピードも速くなるのだそうです。

出産前に、歯医者さんにチェックしてもらうことがとても大事です。
歯周病の妊婦さんは歯周病でない妊婦さんに比べて約5倍も早産になりやすいです。歯周病は、歯を支えている歯ぐき(歯肉)や歯槽骨(しそうこつ)を破壊する炎症性の病気で、歯周病といろいろな病気との関連が明らかになってきています。

妊娠期には、女性ホルモンの増加により炎症に対する反応が増し、口の中での歯周病原因菌が繁殖しやすくなります。歯周病になると、体内の自分を守ろうとする細胞から、出産のサインになる物質が過剰に作られます。
さらに、子宮収縮を促進させる物質も作られ、早産につながることがあります。

妊娠前からの歯周病の予防や治療は元気な赤ちゃんのためにも大切です。

ママ自身のお口の健康ならともかく、お子さんにも影響が出てくると心配になるかと思います。不安の原因になる元を取り除く為にも、歯科検診には行っておきたいですね!

また、赤ちゃんの乳歯・永久歯は妊娠中から作られているそうです。マタニティママのお口環境が後々、赤ちゃんにも影響してくる可能性がある、と考えると歯科健診に対する考えが変わってくるかと思います。

ママに虫歯があると子どもは2歳で……

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ママにむし歯がある子どもと無い子どもを比べると、子どもがむし歯になる確率はこんなに変わるそうなんです。筆者も次女の3歳児健診の際に、「お子さんに虫歯がなかったので、お母さんの歯も確認させて下さい」とチェックされたことがあります。妊娠中はもちろん、産後もしっかりとケアをしておきたいですね。

これだけはやっておきたい!

<マタニティママ>

◎必ず妊婦歯科健診に行く。
◎歯磨きを忘れない。


つわりの時期や、妊娠中、お口の環境が変わって磨くのがつらい方。食後に必ず磨くのが難しければ出来る時に磨く!というのもOKなんだそうです。妊娠中はデンタルリンスも使用可能です。歯ブラシの他、デンタルフロスも使う等、取り入れて行きたいですよね。

<産後ママ、子育てママ>

◎お子さんの歯磨きのタイミングで、ご自身の歯も磨く。
◎毎回丁寧に磨けなければ、1日の中でどこかで1回だけでも時間をかけて磨く。
◎忙しい時、せめてデンタルフロスだけ通しておく、またはデンタルリンスを使う。
◎定期歯科健診を受診しましょう。


歯科衛生士の方に聞いたところ「産後ママ、子育てママはうっかり自分の歯磨きを忘れがち。または磨く時間が短い等がある」との事。筆者のようにうっかり寝かしつけで寝落ちすることのあるママもいらっしゃるかもしれませんね。


どちらのママでも共通して言える事が「一番良くないのは何もしないこと」です。また、コロナウイルスの影響がまだあるこの時期。通院に不安を感じる方は悩まず歯医者さんへ相談してみて下さいね!
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この記事のライター

レオママ レオママ

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