薬はある・・・でも妊婦という身体でそれを飲んでいいか分からない。
今、勝手に飲んで大丈夫なのだろうか。
私にはその判断ができませんでした。
ただ、お腹の中の子どもが苦しむ想像をしただけで怖くなったのです。
「119番しなきゃ!」
私はすぐにそう思いました。
前回(アナフィラキシーを発症した時)、救急車で運ばれていたことがこの時生かせました。(そういうことにしておきましょう)
結局社宅には入らず、タクシーを降りたその場に立ったまま119番にかけました。
今、勝手に飲んで大丈夫なのだろうか。
私にはその判断ができませんでした。
ただ、お腹の中の子どもが苦しむ想像をしただけで怖くなったのです。
「119番しなきゃ!」
私はすぐにそう思いました。
前回(アナフィラキシーを発症した時)、救急車で運ばれていたことがこの時生かせました。(そういうことにしておきましょう)
結局社宅には入らず、タクシーを降りたその場に立ったまま119番にかけました。
この時の私は意外と冷静に話せていたと、自分でも思います。
淡々と状況説明をし、あとは救急車の到着を待つだけでした。
蕁麻疹、喉の奥にある違和感、吐き気、動悸…
ここでは鏡を見て確認はしなかったけど、きっと顔の浮腫もひどくなっていたことでしょう。
「私、魚食べたっけ・・・?」
「いつ?何の料理!?あの小籠包!?」
頭の中でぐるぐる考えたのは、こうなった〈原因〉でした。
「それとも、また別の何かにいきなりアレルギー起こしたのかな…」
もしそうなら原因なんて分かるはずないので、疲れた頭で考えるのはさらに疲れました。
そして・・・
まだ胎動を感じる時期でもなく、見えない我が子が無事かどうか知る術もなく、大きな不安の渦にずっと包まれていました。
「もし…もし赤ちゃんに影響していたら…」
「救急車まだなの⁉ お願い、早く来て!助けて!」
もはや自分の身体より、お腹の中の我が子が無事かどうか知りたい!
ただ、それだけでした。
もはや自分の身体より、お腹の中の我が子が無事かどうか知りたい!
ただ、それだけでした。