2020年11月1日 更新

足りていますか?健康の維持に不可欠!意外と知らない「微量元素」と妊娠中の体験談

日本人に不足しがちな「微量元素」実はとても大切な栄養素であり、不足すると様々な不調が出てきます。今回はそんな大切な微量元素について、妊娠中の実体験を交えてご紹介します。

鉄を多く含む食材

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前述の通り、ひとたび鉄欠乏性貧血になると内服薬での治療が必要となることがあります。偏食などによる鉄摂取の減少がある場合、また授乳期など鉄需要が増えている場合は食事や栄養ドリンクなどで予防をすることも大切です。

1日の鉄分の目安摂取量は成人男性ならば7.0~7.5mg、成人女性ならば月経なしの場合は6.5mg、月経ありの場合は10.5mgとなっています(厚生労働省 日本人の食事摂取基準 2020年版)。また、妊娠期や授乳期には更に鉄分を摂取するよう推奨されています。

鉄を多く含む食材としては、レバー、カツオ、貝類、いわし(丸干し)、ひじき、小松菜、ほうれん草、大豆類などがあります。また、鉄分のみではなくヘモグロビンを構成するたんぱく質、鉄分の吸収をよくするビタミンCなども意識して摂れるとなおよいと思います。

★妊娠中の方は摂取しない方がよい食材もあるので、適宜医師の指示に従ってください。

◆経験談

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筆者自身の実体験をお話しします。妊娠中期ごろより息切れが悪化していましたが、お腹が大きくなった影響と考えていました。

定期健診で貧血の悪化を指摘され、鉄欠乏性貧血であることが判明したため鉄剤の内服が始まりました。薬の副作用で吐き気などが出た時期もありましたが、最終的には出産後一か月まで内服しました。

現在は後述しますが、栄養ドリンクで鉄を意識して摂るようにしています。

亜鉛欠乏症

◆亜鉛欠乏症とは

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必須微量元素である亜鉛が足りなくなると亜鉛欠乏症となります。亜鉛欠乏症の症状としては、味覚異常、免疫力低下、脱毛、皮膚炎があり、子供においては体重増加不良、低身長などがあります。

◆原因

亜鉛欠乏の原因としては、低栄養や偏食、妊娠などの亜鉛の需要増加、腸の吸収障害、腎臓病などがあります。特に妊娠中は需要が増加しますが、日本人の平均摂取量は推奨量より少ないと報告されているため注意が必要と考えられます。

◆亜鉛を多く含む食材

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1日の亜鉛の目安摂取量は成人男性ならば11mg、成人女性ならば8mgとなっています(厚生労働省 日本人の食事摂取基準 2020年版)。また、妊娠期や授乳期には追加で亜鉛を摂取するよう推奨されています。亜鉛を多く含む食材としては、牡蠣、豚レバー、牛肉、チーズ、卵、ココアなどがあります。

★妊娠中の方は摂取しない方がよい食材もあるので、適宜医師の指示に従ってください。
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