子どものスマホデビュー！メリット・デメリットやネットいじめ対策などについて徹底解説 (page 2)

子どもがスマホを持つデメリット

子どもにスマホを持たせると心配なこともあります。考えられるデメリットを3つご紹介します。

SNSでのトラブルに巻き込まれる

スマホを持つと同時に、SNSを利用し始める子どももいます。SNSの使い方やネットでのコミュニケーションの取り方が分からず、友達との関係が悪くなってしまうことがあります。

また、SNSを通じて知らない人とやり取りした結果、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあるでしょう。気軽な気持ちで投稿した写真から、個人が特定されてしまうリスクも少なくありません。

スマホを持たせるときは、SNSの使い方や危険性などについての知識を身に付けることが大切です。

有害サイトやアプリの使用

子どもが、親の知らないところで有害なサイトやアプリを使用してしまう可能性があります。

不正なサイトにアクセスしてしまうと、マルウェア（悪意のあるソフトウェア）などに感染してスマホを不正に動かされたり、データを抜き取られたりすることもあります。

違法なサイトではなくても、子どもの年齢にふさわしくないサイトや暴力的なコンテンツを閲覧してしまうかもしれません。

有害なサイトやアプリから子どもを守るには、フィルターをかけたり、アクセスしているサイトを確認したりすることが必要です。

スマホ依存に陥る

スマホを持つと、ゲームやアプリに夢中になってしまう子どももいます。また、SNSのアカウントを作ると、更新状況をチェックしたり、投稿への「いいね」を確認したりと、常にスマホを見ることが多くなり、依存症に陥ってしまうリスクがないとも限りません。

勉強中もスマホが気になって集中できなくなり、成績に影響が出てしまう可能性もあります。ゲームやアプリ、動画などの楽しさは、子どもにとって魅力のあるものなので、使いすぎないように注意することが必要です。

子どもにスマホを持たせるときの注意点

スマホは、使い方次第で生活が便利になり、コミュニケーションなどにおいてメリットも多いものです。安全に使うために、子どもにスマホを持たせるときの注意点をご紹介します。

ルールを作る

スマホの使い方について、親子でルールを作りましょう。「スマホを使ってよい時間や場所」「使ってよいアプリ」「SNSの使い方」などについて決めておきます。

ルールを決めたら紙に書いて、見えるところに貼っておくのもおすすめです。ルールを守らなかったときは一定期間スマホを使えないなど、ペナルティも一緒に考えておくのがよいでしょう。

親だけで決めて子どもに伝えるのではなく、親子で相談しながら一緒に決めることで、ネットの危険性などについて学ぶこともできます。