2022年7月1日 更新

【体験談】フランスでの妊娠・出産。日本との違いを感じたこと

日本とフランスで妊娠・出産を経験した筆者の体験談に基づいて、筆者が感じた日本とフランスの違いについてご紹介します。

筆者は現在フランスに住んでいる2児のママです。もうすぐ6歳になる女の子を日本で出産、5ヶ月の男の子をフランスで出産しています。今回フランスでの妊娠・出産を経験して、日本との違いに色々驚きました。筆者の体験談に基づいてになりますが、日本とフランスの違いをご紹介します。

正直大変…検診、血液検査、エコー、出産、全てバラバラ!

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日本では里帰り出産などがなければ、基本的に個人クリニックや総合病院など初めに決めた所にずっと通うパターンが多いと思います。筆者も第1子の時は、個人クリニックに初診から出産までお世話になりました。
フランスの医療は分業制になっており、妊娠・出産に関しても同じです。毎月の健診はかかりつけ医、助産師、又は婦人科医に見てもらいます。筆者は助産師にかかりましたが、毎回問診と胎児の心音チェック、処方箋を出してもらいました。
エコーは別のエコー専門のクリニックで受けます。初めからエコーがある産婦人科医に通うことも出来ますが、診察料が高いので保険適用を超えた分は実費になります。また、血液・尿検査も「ラボワトワール」と呼ばれる検査機関に行きます。フランスはトキソプラズマが陰性の場合は毎月血液検査が必要になり、筆者も毎月検査に通いました。
出産は基本的に総合病院になります。助産師の方にいくつか選択肢を言われ、最終的に車で行きやすい場所に決めました。予約を取り、妊娠後期に書類の提出と産科医、麻酔科医との問診がありました。

筆者は公立病院で出産したので、妊娠から出産までほぼ全て保険でカバーされました。自分で払ったのはサイトロメガロウイルスの抗体検査と子宮頸がん検診費用で、合わせて日本円で約3500円のみです。日本で第1子を出産した時は、健診と出産費用で結構かかった覚えがあるのでフランスの制度には助かりましたが、日本だと1ヶ所に行けば全て出来るのに、フランスでは健診、血液検査、エコー、出産とそれぞれ違う所なので、正直めんどくさく、仕事との調節も大変でした。

エコーは基本3回のみ、初回は12週

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エコーは基本的に12週、22週、32週頃の3回になります。もちろん何か気になる事がある場合は追加でエコーがありますし、毎月の健診をエコーがある産婦人科医にした場合は毎回見てもらえます。

筆者の場合は助産師の方に言われ、9週の時に予定日を確定するエコーもプラスで受けました。エコーで成長を感じられるので、毎回ある日本の方が健診が楽しみでした。3回しかないエコーですが、それぞれしっかりと時間をかけて見てもらえます。

また、12週のエコーと血液検査でダウン症の確率を調べる「出生前診断」を無料(保険適用)で受けることが出来ます。

無痛分娩が主流

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フランスでは無痛分娩が主流で、何も希望を言わなければ無痛分娩(保険適用)を前提に進められます。筆者は結局間に合わず自然分娩になったのですが、その事に関してフランス人から「ブラボー」と何人もの人に驚かれたので、日本との反応の違いを感じました。
出産に関しての体験談は以前に書いた記事がありますので、良かったら以下のリンクから合わせてご覧ください。
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この記事のライター

Mei Mei

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