2025年3月31日 更新

【体験談】赤ちゃんが急に大きめと診断!?帝王切開になる境目ってどこ?

今まで平均値だったのに、妊娠後期の妊婦検診で急に大きめな赤ちゃんだと測定された我が子。ビッグベビーだと帝王切開になってしまうの?そんな不安な妊婦さんに向けて体験談や調べたことをまとめています!

妊婦健診で「赤ちゃんが大きめですね」と言われたとき、頭をよぎるのは「帝王切開になっちゃうかも…」という不安。私も34週の妊婦検診で急に胎児が大きいと診断された経験があります。この記事では、胎児の大きさと帝王切開の関係性について、医学的な基準から実際の体験談まで解説します。

推定体重4000g以上で帝王切開が検討されることが多いですが、母体の骨盤サイズや体格によっても判断は変わります。経膣分娩と帝王切開それぞれのメリット・デメリット、病院による判断基準の違いなど、これから出産を控えるママが知っておくべき情報をお届けします。不安を和らげ、ご自分に合った出産方法を選ぶためのヒントが見つかりますように。

妊娠34週の妊婦検診で急に「大きめ」赤ちゃんに!?

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妊婦健診で突然「赤ちゃん、ちょっと大きめですね」と言われた時のあの衝撃は、忘れられません。

今までの妊婦検診では平均曲線ど真ん中で推移していた赤ちゃんの推定体重が、妊娠34週になるといきなり上限ギリギリになってしまった筆者。普通分娩はできるの?帝王切開になるの?と、質問したいことが次々と浮かんできたのに、その場では上手く言葉にできませんでした。

胎児が大きいとはどのくらいの大きさを指すのか

日本産婦人科学会のデータによれば、日本人の新生児の平均体重は約3000g前後で、4000gを超えるビッグベビーは全体の約1~2%と言われています。そして4000gを超えると医学的に「巨大児(マクロソミア)」と呼ばれることもあります。

とはいえ、最近は3000g以下で産まれてくる赤ちゃんが増えているため、3500gを超えてくると「大きいね」と感じますよね。妊娠34週で推定体重2500gだった我が子は、一体何gで産まれてくるのかドキドキしています…!

ただし、妊娠34~36週の時期は、赤ちゃんの急成長と共にエコー検査による胎児の体重推定には誤差(10~15%程度)があるらしく、ビッグベビー疑惑が出た次の検診では50gしか増えていなかったというママさんや、2週間後の検診では推定体重が減っていたというママさんもいました。

この時期、赤ちゃんの体重は1週間に200gほどのペースで増え、出産間近になると成長ペースも落ち着くのが一般的だと言われています。

胎児が大きくなる主な原因は?

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胎児が大きくなる原因はいくつかあります。私はすぐに「私が太りすぎたせい?」と自分を責めましたが、実際はそれだけではないことを知りました。

・遺伝的要因(両親の体格)
・妊娠中の体重増加が多い場合
・妊娠糖尿病や糖代謝異常
・過期妊娠(42週以降)
・男児であること(統計的に女児より大きい傾向)
・多産婦(二人目以降は大きくなりやすい)


ちなみに、私は糖尿病も発症しておらず、体重も臨月に入った段階でもつわりで減ったところから4.5kg増加とそこまで増えていません。我が家は私も夫も出生体重が3000gオーバーなので遺伝要素が大きい気がしています。

妊婦が抱える心配と不安

胎児が大きいと言われたとき、多くの妊婦さんが以下のような不安を抱えます。私も例外ではありませんでした。

・自然分娩できるのか
・分娩時の痛みが通常より強くなるのでは?
・会陰切開や裂傷のリスクが高まるのでは?
・肩甲難産などの分娩トラブルが心配
・帝王切開になった場合の術後の回復や傷跡
・産後の育児への影響(抱っこが大変?服のサイズは?)


特に初産婦の場合、未経験の出産に対する不安が元々あるところに「胎児が大きい」という情報が加わると、不安が倍増してしまいます。私も初産だったため、「普通の赤ちゃんでも産めるか不安なのに、大きい赤ちゃんなんて...」と思わず不安で泣いてしまいました。

その後、産院の待合室で同じように「赤ちゃん大きめ」と言われたというママと知り合ったのですが、彼女は2人目の出産で、「1人目も大きかったけど自然分娩できたわよ」と笑って話してくれました。その言葉に少し勇気づけられたのを覚えています。

実際、大きい胎児でも自然分娩できるケースは多くあります。推定体重が3500gを超える胎児でも、一般的には経膣分娩が可能です。

胎児のサイズと母体の骨盤のバランス、妊婦さんの体力や体調、他のリスク要因なども総合的に判断して分娩方法が決まるのだそうです。大切なのは、先生や助産師さんとしっかり相談しながら、自分と赤ちゃんにとって最善の選択をすることなのだと、この経験を通して学びました。

帝王切開になる境目ってどこなの?

赤ちゃんが大きめだと言われると、不安になるのが「帝王切開になるのかな?」という点ではないでしょうか。

日本産科婦人科学会のガイドラインでは、推定体重推定体重が3500~4000g以上の胎児は、妊婦さんの様子によって経膣分娩が難しいとされ、帝王切開が検討されることが多いのだそうです。しかしこれは、お母さん側の身長にもよっても判断が分かれると説明されました。

というのも、身長と骨盤の大きさは比例するそうです。小柄なお母さんの場合は、骨盤のレントゲンを撮影して予定帝王切開になったというケースもあります。ですので、一概に身長何センチから、と断言するのは難しいようですね。

筆者は身長が165センチあるため帝王切開ではなく経膣分娩となりましたが、医師によって判断が分かれる場合もあるそうです。赤ちゃんが大きめだと言われて不安な妊婦さんは、出産予定の産院で相談してくださいね!
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この記事のライター

大沢みー 大沢みー

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