2019年1月19日 更新

科学の力でスポーツの才能を開花せよ!子どもの運動能力にまつわる新常識とは?

精神論にのっとって、ひたすら頑張る時代はもう終わり!最先端のスポーツ科学で楽しみながら効率的に子どもの運動能力を開花する、驚きの新常識とは?

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「勉強と同じくらい、運動も得意になってほしい!」
子どもにこんな期待を抱くママは多いのではないでしょうか?

昔は、運動能力の向上には厳しい特訓に耐える力や根性が必要と思われがちでしたが、それだけでは子どもの才能を十分に引き出すのは難しい、ということがわかってきています。

これからのスポーツには、なんと“科学”の力が重要になってくるそう!今注目を集めている、最先端の子どもの運動に対する考え方や取り組みをご紹介します。

精神論や根性論から、運動能力を”見える化”するスポーツ科学へ

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これからの子どもの運動に対する考え方について、まずお話を伺ったのは、幅広い競技の専門知識を持つトレーナーとして、オリンピックなど多くの世界大会において代表選手をサポートしてきた、アローズジャパン株式会社 代表取締役の山下典秀さん。

山下さんは、様々な世界大会の舞台で、鍛錬や努力の量では海外の選手に勝るとも劣らない日本人選手たちが、なかなか勝てないということに疑問を抱き、2008年に1年間ほど強豪各国のトレーニングセンターを視察。イギリスで、白衣を着た科学者が当たり前のように選手らの練習に付き添い、そのコンディションや能力を測定、分析しながらトレーニングプログラムを調整している様子に驚愕したといいます。
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強豪国の選手育成の様子を目の当たりにした山下さんは、日本では長い間「がんばれ!」「根性を出せ!」などという根拠のない精神論や根性論がフォーカスされてきたが、これからは科学的な根拠に裏付けされたトレーニングで強化を図らなければ、日本はさらに他の国から遅れをとると痛感したそう。

また、テレビゲームなどの普及やボール遊びが制限される環境、子どもを狙った犯罪の増加などにより、子どもの外遊びの機会が減り、体力が低下していることが社会的な問題となっていることについても、ただ闇雲に子どもに運動をさせれば解決するということではなく、科学の力を用いれば、データに基づく効率的なトレーニングによって、効率的に子どもの運動能力を高めることも可能になるのだといいます。

正しい成長の測定方法が運動へのモチベーションを高める

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運動能力を高めていく過程においては、運動能力の測定が不可欠ですが、適切な測定を行うためには、まず知っておかなければいけないことがあるそう。

特に小学生頃までの時期では、同じ学年でも生まれ月によって成長が異なるのはもちろん、同じ日に生まれた子ども同士であっても成長には個人差があり、これは骨年齢を測定することによって、「早熟型」と「晩熟型」に分けられるのだとか。この骨の成長度合いによって、例えば短距離走のタイムなど、子どもの運動結果は大きく異なるというのです。

この事実を知らずに、例えば「走るのが遅い」などと子どもの運動能力を過小評価してしまうと、子どもの運動能力を伸ばすきっかけを奪うことに繋がってしまう、と鹿屋体育大学の前学長であり、アローズラボ 所長の福永哲夫さんは警鐘を鳴らします。
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こうした科学的知見を得ていないと、親はつい、自分の子どもを他と比較するかたちで、その運動能力を評価してしまい、結果として子どものやる気を奪い、運動嫌いを生んでしまうことにもなりかねません。

他人と比べるのではなく、わが子の成長をきちんと把握して、過去の記録と比べてどれだけ成長したかを見てあげることによって、子どもの運動へのモチベーションを高め、スポーツが好き、あるいは得意になることを目指していくのが重要ということですね。

科学の力で子どものスポーツの才能を開花させるジム

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こういった環境や考え方の変化に伴い、最先端のスポーツ科学に基づいた、子どものためのトレーニングを提供するジムも登場しています。それが、アローズジム。2019年1月、東京に旗艦校「アローズジム&ラボ ららぽーと豊洲校」が開校されました。
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この記事のライター

mika mika

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