2024年11月20日 更新

アレルギー症状が軽くなる?子どもに舌下免疫療法を試した体験談

「舌下免疫療法」という、花粉症の治療法を知っていますか?子どもでも受けられる治療法で、スギ花粉で悩んでいるお子さんにおすすめです。舌下免疫療法のやり方や、我が子の場合の効果などをご紹介します。

この記事では、舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)を実際に経験した我が子の体験談から、アレルギー症状の改善と日常生活の変化について詳しく紹介します。

治療の仕組みや効果はもちろん、メリットデメリット、徐々に現れる効果についても具体的に解説。「実際効果はあるの?」「副作用は大丈夫?」といった疑問にもお答えします。

舌下免疫療法とは?

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舌下免疫療法とは、簡単にいえば体の中に少量のアレルゲンを入れて体を慣らす療法です。少しずつアレルゲンを取り込むことで、そのアレルゲンに対して免疫システムが異常な反応をしなくなるという仕組みです。

<免疫システムを"慣れさせる"流れ>

①治療薬(アレルゲン)を舌の下に置く
②口腔粘膜から吸収される
③免疫システムがアレルゲンを認識
④徐々に耐性が形成される

2024年現在では、スギ花粉とダニのアレルギーを持っている人が治療を受けられます。ちなみにスギ花粉に対する薬は「シダキュア」、ダニに対する薬は「ミティキュア」という名前です。

以前は12歳以上からしか服用できなかったのですが、どちらも現在では5歳以上からの服用が可能となりました。そのため、「アレルギー反応かな?」と思ったら、早めに耳鼻科を受診し、治療を始めることをおすすめします。

舌下免疫療法のやり方

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舌下免疫療法は、耳鼻科で受けることができます。とはいえ、すべての耳鼻科で対応しているわけではありません。舌下免疫療法の薬は、試験に合格した医師でないと処方できません。そのため、治療できる耳鼻科を探す必要があります。まずはかかりつけの耳鼻科で、舌下免疫療法ができるかどうか確認してみましょう。

治療の流れ

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舌下免疫療法ができる耳鼻科を見つけたら、血液検査で本当にアレルギーがあるかどうかを確認します。アレルギー検査は採血で行うので、小さいお子さんにはあらかじめ注射することを知らせておいたほうが良いでしょう。1週間ほどして結果が出たらまた耳鼻科へ行き、そこで医師から舌下免疫療法をしても良いかどうか判断してもらいます。

舌下免疫療法を始めることになれば、しばらくは頻繁に耳鼻科に通う必要があります。まずは1週間して受診し、問題がなければ少し強めの薬に変わります。薬が変わったら2週間後に受診。そこでも異常がなければ3週間後に受診し、問題がなさそうであればそれからは1ヶ月ごとに受診します。

耳鼻科は混んでいることが多いので、しばらくは通うのが大変かもしれません。しかし、最初の1ヶ月が過ぎればあとは月に一度通うだけなので、最初だけ頑張りましょう。

薬の使い方

薬は錠剤を飲みこむのではなく、舌の裏側に置いて溶けるのを待つだけです。そのため、薬を飲み込むのが苦手なお子さんでも、安心して服用することができます。我が家では息子が治療を受けていますが、特に味はしないそうです。

一番初めに薬を試すときは、異常が出ないかどうか病院で30分ほど待ちます。30分ほどしてもう一度診察を受け、何も異常がなければ最終的にOKが出て治療が開始します。
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この記事のライター

うしゃ うしゃ

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