2022年3月15日 更新

アレルギー症状が軽くなる?子どもに舌下免疫療法を試した体験談

「舌下免疫療法」という、花粉症の治療法を知っていますか?子どもでも受けられる治療法で、スギ花粉で悩んでいるお子さんにおすすめです。舌下免疫療法のやり方や、我が子の場合の効果などをご紹介します。

舌下免疫療法のデメリット

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舌下免疫療法はアレルギー持ちの人にとって役立ちますが、デメリットもあります。一番のデメリットが、「何年間も毎日服用し続けなければならない」というところです。

子どもは毎日飲んでいる薬でも、こちらが声をかけないと忘れます。しかもシダキュアやミティキュアは「服用後5分間は飲食、うがい禁止」という縛りがあるため、歯磨きの後でないと使えません。そのため、息子が歯磨きを忘れていたりすると、同時にシダキュアも忘れてしまったりします。

また、シダキュアとミティキュアは「服用前後の2時間のお風呂は禁止」という縛りもあるため、朝飲み忘れたから寝る前に飲もう、ということもできません。だいたいお風呂に入って2時間以内には寝るので、「ああ、今日は飲めなかった…」ということになってしまうのです。

この舌下免疫療法は毎日薬を飲むことが大事で、飲み忘れるとそれだけ効果が薄れます。薬剤師の方にも、「効果がなくなっちゃうから飲み忘れないでくださいね」と念を押されるほどです。子どもに飲ませるタイミングが難しいのと、毎日毎日薬の管理をしなければならないのがとても手間です。舌下免疫療法を始めたら、数年間は子どもの薬を管理し続けなければならないことを覚悟しましょう。

舌下免疫療法の注意点

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スギ花粉の舌下免疫療法は、いつでも始められるわけではありません。スギ花粉が飛散している1月〜4月くらいは新たに治療を受けることができなくなります。だいたいゴールデンウィーク過ぎくらいから治療を受けられるようになるので、そのくらいの時期になったら耳鼻科に相談しましょう。ダニの舌下免疫療法は、1年中いつでも始められます。

また、スギ花粉とダニの舌下免疫療法は同時に行えません。まずはどちらかひとつを始め、問題がなければもうひとつも始めるという形になります。そして、この2つは同時に服用できないので、そこも注意しましょう。シダキュアとミディキュアの両方を服用し始めると、手間もさらにかかります。

我が家ではシダキュアを先に飲んで、5分ほどしてからミティキュアを飲むようにしているのですが、忙しい朝はたいてい忘れてしまいます。両方同時に服用するようになったら、飲み忘れを防ぐためにアラームを設定するなどの工夫が必要です。

まとめ

我が家の息子は舌下免疫療法が合っていたようで、アレルギーの症状がかなり収まりました。もちろん人によって合う合わないはあるのですが、お子さんが花粉症で辛そうであれば一度試してみるのをおすすめします。

毎月の耳鼻科通いは面倒ですが、子どもの耳と鼻の異常にすぐ気づけるというメリットもあります。お子さんの花粉症に悩んでいる方は、ぜひ一度検討してみてください。

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この記事のライター

うしゃ うしゃ

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