2025年3月13日更新

【専門家アドバイス】子供の花粉症を克服！原因と対策、病院での治療法を専門家がわかりやすく解説

身体的な面や、育児上で不安を抱く点はありましたか？アレルギーである花粉症対策についてアドバイス！

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元気ママ応援プロジェクトが、3歳以下の子供をもつママ1000人に「育児をしてて健康面で不安なことは何ですか？」というアンケートを実施しました。

様々な体の悩みを抱えるママ達ですが、その中に少数派ですが、「2歳で花粉症になった」などの答えが…。

お子さんの「くしゃみが止まらない」「鼻水が出る」「目がかゆい」…そんな症状、実は花粉症かもしれません。最近では3人に1人の子どもが花粉症と言われる時代。しかも低年齢化が進んでいるようなのです。

この記事では、子どもの花粉症の原因から、家庭でできる対策、病院での治療法まで、お子さんの辛い症状を和らげるための情報を専門家の見解とともにお届けします。

今回のママの悩み：子どもの花粉症

この悩みについて、小林製薬株式会社からアドバイスをいただきました。

小林製薬は、明治時代から続く歴史ある製薬会社であり、『あったらいいな』をカタチにするという企業理念のもと、医薬品や日用品などの開発を続けています。

子供の花粉症とは？

子供の花粉症は、大人と同様に植物の花粉に対するアレルギー反応なのですが、子供の場合は症状の訴え方や表現が異なるため、見逃されがちです。

厚生労働省の発表によると、近年、花粉症の低年齢化が進み乳幼児でも発症するケースが報告されています。実際に、0歳で花粉症と診断される例もあり、花粉症は段々と低年齢化しているのです。

その症状は、鼻水、目のかゆみ、アレルギー性結膜炎など大人と変わりません。

早期に発見し、治療することで進行をやわらげ、重症化するのを防ぐことができるといいます。

花粉症はアレルギーの症状のため、酷くなると同じアレルギーである喘息やアトピー性皮膚炎などにもなりやすくなると言われています。

花粉症の基本的なメカニズム

花粉症は、体の免疫システムが本来は無害な花粉を「敵」と誤認して過剰反応を起こす病気です。この仕組みを理解することで、お子さんの症状への対処法も見えてきます。

花粉症の発症メカニズムは以下のような流れで起こります。

①花粉が鼻や目などの粘膜に付着する

②体が花粉を異物（アレルゲン）と認識する

③免疫システムが抗体（IgE）を作り出す

④次に同じ花粉に接触すると、抗体が反応

⑤ヒスタミンなどの化学物質が放出される

⑥くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状が現れる

子供の場合、このアレルギー反応が起きても「鼻がかゆい」「目が痒い」と正確に表現できないことが多く、ただ不機嫌になったり、鼻をこすったりする行動で表れることがあります。

筆者の息子も5歳で花粉症を発症しましたが、最初の頃は「なんとなく元気がない」「目を痒がる」という様子しかなく、これが花粉症の症状だとは気づけませんでした。お子さんの様子がいつもと違うと感じたら、花粉症の可能性も考えてみてください。