上着やマフラーの出番も増えてくるような、寒く乾燥した季節がやってきました。毎年冬場にはインフルエンザが流行しますが、2024年も、インフルエンザをはじめ、さまざまな感染症が懸念されています。
この記事では、この時期特に流行する子供の感染症の特徴を詳しく解説します。これらの病気の特徴、予防法、そしてかかってしまった場合の対処法など、ママが知っておきたい情報をまとめました。
この記事では、この時期特に流行する子供の感染症の特徴を詳しく解説します。これらの病気の特徴、予防法、そしてかかってしまった場合の対処法など、ママが知っておきたい情報をまとめました。
11月頃から流行する子供の感染症の特徴
11月は、秋の終わりから冬の始まりにかけての季節であり、子供たちの感染症が特に流行しやすい時期です。この時期に流行する感染症には特有の特徴があり、感染拡大を防ぐためにはそれらについて良く知っておくことが重要です。ここでは、冬場に流行する子供の感染症の主な特徴について詳しく解説します。
感染症の種類
冬に流行しやすい主な子供の感染症には、インフルエンザ、ノロウイルス感染症、風邪(普通感冒)などがあります。それぞれの感染症の特徴について、以下の表にまとめました。
感染症 | 主な症状 | 感染経路 |
---|---|---|
インフルエンザ | 発熱、咳、喉の痛み、筋肉痛、疲労感 | 飛沫感染、接触感染 |
感染性胃腸炎(ノロ) | 嘔吐、下痢、腹痛、発熱 | 飲食物を介した接触感染 |
RSウイルス感染症 | 咳、鼻水、呼吸困難、発熱 | 飛沫感染、接触感染 |
乳幼児嘔吐下痢症(ロタ) | 激しい下痢、嘔吐、発熱、脱水症状 | 飲食物や水を介した接触感染 |
溶連菌感染症 | 喉の痛み、発熱、赤い発疹 | 飛沫感染、接触感染 |
マイコプラズマ感染症 | 咳、喉の痛み、発熱、頭痛 | 飛沫感染、接触感染 |
水ぼうそう | 発疹、かゆみ、発熱、疲労感 | 飛沫感染、接触感染 |
おたふくかぜ | 耳下腺の腫れ、発熱、頭痛、筋肉痛 | 飛沫感染、接触感染 |
風邪 | 鼻水、咳、喉の痛み、発熱 | 飛沫感染、接触感染 |
※参考:生活クラブ共済連
子供を感染症から守るために心がけたい10のこと
今の生活を少し見直したり工夫を加えるだけで、感染症予防ができます!
1.予防接種(ワクチン)の接種をしよう!
11月はインフルエンザの流行が始まる時期です。インフルエンザの予防接種は任意接種となるので、幼い子供がこれを受けるか受けないかは親の意思となりますが、予防接種を受けるのであれば早めに受けた方が良いでしょう。
保育園や幼稚園など集団生活をしている子供たちは、園から受けるよう指示があるかもしれませんね。
インフルエンザの予防接種は、子供はおよそ1ヶ月ほどの間隔をあけて2度受けなくてはなりません。ワクチンの数に限りがあり予約制となっている病院も多いので、接種を希望する場合は早めに一度目を受けに行きましょう。かかりつけの小児科で、主治医と相談したり子供の様子を見てもらいながら予防接種を受けることができると、一番安心です。
インフルエンザの予防接種を打っても、残念ながらかかってしまう可能性もあります。しかし、かかった場合に重症化することを防ぐことができるというメリットがあります。
保育園や幼稚園など集団生活をしている子供たちは、園から受けるよう指示があるかもしれませんね。
インフルエンザの予防接種は、子供はおよそ1ヶ月ほどの間隔をあけて2度受けなくてはなりません。ワクチンの数に限りがあり予約制となっている病院も多いので、接種を希望する場合は早めに一度目を受けに行きましょう。かかりつけの小児科で、主治医と相談したり子供の様子を見てもらいながら予防接種を受けることができると、一番安心です。
インフルエンザの予防接種を打っても、残念ながらかかってしまう可能性もあります。しかし、かかった場合に重症化することを防ぐことができるというメリットがあります。
また、同じく冬に流行するロタウイルスにも、任意のワクチン(経口ワクチン)があります。しかし、ノロウイルスに有効なワクチンはありません。
2.手洗い・うがいをしっかりしよう!
寒くなり、手洗いを嫌がる子供も増えますが、外から帰ったら石鹸でしっかり手を洗うことで手に付着したバイ菌とさよならできるということを、ママはしっかりと子供に伝えてあげたいですね。
また、うがいは菌を流して感染症の予防になるのはもちろん、のどを潤すことで乾燥を防ぎ免疫力を上げる効果も持ち合わせています。ガラガラうがいができる子供にはそれを、まだできなくても口に水を含み出すことができる子供にはその動作を、日々繰り返しさせてあげましょう。
手洗い・うがいは日頃から習慣づけておくことが大切ですね。
また、うがいは菌を流して感染症の予防になるのはもちろん、のどを潤すことで乾燥を防ぎ免疫力を上げる効果も持ち合わせています。ガラガラうがいができる子供にはそれを、まだできなくても口に水を含み出すことができる子供にはその動作を、日々繰り返しさせてあげましょう。
手洗い・うがいは日頃から習慣づけておくことが大切ですね。
3.できるだけ人の多い場所には近づかないようにしよう!
行楽やイルミネーションも楽しい時期ですが、人の多い場所には、その分ウイルスも多いですね。幼い子供を連れて人の多い場所に行くのは、極力避けることが感染症の予防にもなります。
日頃の買い物や散歩など、子供と外出をする際には、午前中~お昼くらいの比較的気温が安定している時間帯に出るよう心がけましょう。人が多いお店で買い物をしたい場合は、パパがお休みの日にママだけで買い物を済ませるなど、感染症シーズンにはこのような工夫もしたいですね。
日頃の買い物や散歩など、子供と外出をする際には、午前中~お昼くらいの比較的気温が安定している時間帯に出るよう心がけましょう。人が多いお店で買い物をしたい場合は、パパがお休みの日にママだけで買い物を済ませるなど、感染症シーズンにはこのような工夫もしたいですね。
4.保育園や病院から帰った後は、着替えをしよう!
子供が保育園に行っている場合や、予防接種や受診のために病院に行った際には、衣服にもウイルスが付着している可能性が高くなります。
幼い子供を帰宅後ベッドに寝かせたりカーペットの上で遊ばせる前に、家着に着替えさせることも、感染症の予防になります。
もちろん、手洗いうがい(できれば足洗)もしっかりおこなったうえで、です!
幼い子供を帰宅後ベッドに寝かせたりカーペットの上で遊ばせる前に、家着に着替えさせることも、感染症の予防になります。
もちろん、手洗いうがい(できれば足洗)もしっかりおこなったうえで、です!
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5.室内の湿度を50~60%に保とう!
冬場は空気が乾燥し、湿度が下がります。湿度が下がると、ウイルスにとっては活動しやすい環境ができあがってしいます。
冬場の室内の湿度は、50~60%に保つのが理想です。50%を超えるとウイルスの生存率がさがります。しかし、60%を超えると今度はカビが発生しやすくなってしまうため、この範囲あたり(常に難しければ40%台の時があっても可)の湿度を保ちたいですね。
湿度計を設置し、加湿器を使ったり、塗れたタオルを部屋につるしておくなど、子供が過ごす部屋の湿度が下がらないよう心がけましょう。
冬場の室内の湿度は、50~60%に保つのが理想です。50%を超えるとウイルスの生存率がさがります。しかし、60%を超えると今度はカビが発生しやすくなってしまうため、この範囲あたり(常に難しければ40%台の時があっても可)の湿度を保ちたいですね。
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