2019年8月30日 更新

今年も『インフルエンザ』がやってくる!症状や予防法まとめ

毎年冬になると心配なインフルエンザ。その症状や予防法を再度おさらいし、インフルエンザに備えませんか?

インフルエンザを心配する時期がやってきました。日本では例年12~3月に集団発生が始まりますが、今シーズンは昨シーズンと同様に、11月頃から感染が拡大すると予想されています。ママを悩ませることになるインフルエンザ。その症状や予防法についてまとめました。

インフルエンザの症状

風邪はさまざまなウイルスによって起こりますが、普通の風邪の多くは、のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が中心で、全身症状はあまり見られません。発熱もインフルエンザほど高くなく、重症化することはあまりないのが特徴です。

しかし、インフルエンザは、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。普通の風邪と同じように、どの痛み、鼻汁、咳などの症状が見られることも。子どもではまれに急性脳症を起こしたり、高齢者は肺炎を伴うなど、重症化することがあります。

朝から38℃以上の発熱があったり、急に高熱が出た場合はインフルエンザの疑いが強いため、早目に医療機関を受診した方が安心です。

インフルエンザの型

インフルエンザのウイルスは、A型、B型、C型に大きく分類されます。

季節性の毎年のように地域の病院などで流行が噂されるタイプはA型。一方、B型は毎年流行することはありませんが、数年おきに登場し猛威を奮います。また、C型は感染しても風邪程度の症状で、多くの人が免疫を持っています。

つまり、大きな流行の原因となるA型とB型に、特に注意する必要があるわけです。

■インフルエンザA型

38℃以上の高熱、悪寒、関節・筋肉痛の3つが大きな特徴です。さらに多くの変異株が存在し、増殖力が速く感染力も強いため、潜伏期間が短く急激に症状が進行します。A型は一度感染しても、変異したウイルスに対しては免疫が無いため、何度も感染することがあります。

■インフルエンザB型

症状はほぼA型の症状と同様ですが、気管支系や下痢・腹痛・胃炎などの消化器症状が強く出る傾向があります。インフルエンザの大きな特徴は急激な高熱ですが、B型は微熱程度の場合もあります。

インフルエンザの予防

①流行前のワクチン接種
感染後に発病する可能性を低減させる効果と、インフルエンザにかかった場合の重症化防止に有効と報告されています。

②咳エチケット
主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染のため、咳エチケットを心がけることが大切です。
咳やくしゃみが出る時は、マスクを着用すること。マスクを持っていない場合は、ティッシュや腕の内側などで口と鼻を覆い、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。 また、鼻汁や痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨て、 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗いましょう。

③外出後の手洗い
流水や石鹸による手洗いの徹底しましょう。アルコール製剤による手指の消毒も効果があります。

④適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保ちましょう。

⑤十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
体の抵抗力を高めるために、日ごろから心がけましょう。

⑥人混みや繁華街への外出を控える
特に高齢者や妊婦、疲労気味、睡眠不足の方は、人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出する場合には、ある程度の飛沫等を防ぐことができる「不織布製マスク」を着用することは一つの防御策。ただし、人混みに入る時間は極力短くしましょう。

インフルエンザワクチンについて

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