先日参加した親子のお遊び教室でのこと。我が家の住む地域では、いつも栄養士さんや保育士さんなど専門の方が親向けのリフレッシュ法や子育てが楽しくなる方法などを教えてくれるコーナーがあるのですが、今月はカウンセラーの方が「涙の効能」についてのお話をしてくれました。
大人になると、なかなか素直に泣けないことが多いのですが、「涙を流す」ことで心のデトックス&リフレッシュに繋がるんだとか。そこで今回は、筆者が実際にカウンセラーの方に聞いた「涙の効能」について深掘りしてみたいと思います。
「涙を流す」ことで得られる効果って?
大人になると我慢しがちな「涙を流す」という行為。でも疲れ果てて、心が折れそうな時など、大人でも無性に泣きたくなるときがありますよね。むしろ、大人だからこそ直面する理不尽さや不条理などにぶつかり、ただただ泣きたい気持ちになるという経験は、誰にでもあるのではないでしょうか。
そんなときは「我慢しなきゃ」と思わずに、スッキリするまで一度目一杯泣いてみてはいかがでしょうか?というのも、涙を流すことで副交感神経が働き、心身ともにリラックスした状態になるんだそうです。確かに泣いた後は少し気持ちが落ち着いたり、眠くなったりしますよね。
一日のうちでいちばん副交感神経が働くのは寝ているときだそうですが、涙を流すことで心がリラックスした状態になり、自律神経も整っていくそうです。
一日のうちでいちばん副交感神経が働くのは寝ているときだそうですが、涙を流すことで心がリラックスした状態になり、自律神経も整っていくそうです。
ストレス解消のための涙は「感情を解放する涙」
同じ涙でも、玉ねぎを切った時に流れる涙ではストレス解消にはなりにくいことがわかっています。そこで、ストレス解消に繋がる一番良い涙の流し方はどういうものかというと「感情を解放する涙」。つまり、“気持ちが揺さぶられて流れる涙”がいちばん効果的なんだとか。
例えば映画などを見て感動して流す涙は、子育てがうまくいかなくてため込んでいるストレスにも大きな効果を発揮するそうです。もちろん好きなアーティストの歌詞に励まされて流れる涙や、すばらしいお芝居に共感して流れる涙など、自分の気持ちが揺さぶられて流れる涙なら何がきっかけでもOK。日頃抱えている自分の感情を涙という形にして解放してあげることが重要なんですね。