2023年5月1日 更新

【五月病】新環境ストレスへの対処法|精神科医師が教える「GW明けの心のケア」方法

GWが終わり普段の生活にもどった時、気分の落ち込みや心の不調を感じているなら、それは「五月病」のサインかもしれません。今回は、五月病の見分け方や予防法、五月病を乗り越えるヒントを紹介します!

運動するべきタイミングと強度

運動すると身体に乳酸などの疲労物質が作られ、身体が疲労回復しようとするために入眠しやすくなります。

また、運動をすることで全身の血流、ないしは脳の血流もよくなり、思考の処理などが行われやすくなることも。運動習慣を持つことで、中期的に体力がつくので仕事の集中力・意欲の維持にもつながり、仕事への自信喪失などに起因する5月病リスクも軽減できるかもしれません。

午前中に屋外で15分以上散歩するなど、ほんのり汗をかく程度の運動が理想的。

就寝時に深部体温が下がるようにぬるめの半身浴を

身体の内部の温度(深部体温)が下がる時に副交感神経が優位になり、入眠しやすくなります。

眠るタイミングで深部体温の低下を下げるには、春夏の暖かい季節は1時間前までに、湯船で38度~40度のぬるめの半身浴で入浴を。20分ほどゆったり浸かりましょう。

眠る1時間前からはパソコンやスマートフォンの液晶画面(ブルーライト)は見ないように

ブルーライトは、光の脳への刺激によって睡眠相(睡眠リズム)を崩してしまいます。
本来は夕方以降にブルーライトを浴びないほうが理想とも言われます。また、眠る前のネットサーフィンも、見ていることに興味を持ってしまうことで交感神経が優位になり、入眠の際に優位になるべき副交感神経がうまく作用せず、なかなか寝付けなくなってしまいます。

理想の休み方

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ゴールデンウィークなど大型連休だからと“ここぞ!”と楽しもうとして予定などを詰め込んでしまう過ごし方は、残念ながらおすすめはできません。

計画的にみっちり動き回ろうとすることが、逆に精神的な疲労につながったり、連休があまりに楽しく充実した時間だと、仕事復帰後のギャップで精神的な落ち込みが大きくなるリスクも。

ぬるめの温泉などは、深部体温を温めてくれて睡眠の質を上げてくれるのでおすすめですが、長時間のプールなどは、体温を下げてしまい、交感神経が緊張し続ける状態をつくってしまいます。

気を許せる家族やパートナー、友人たちと、ほどほどに予定を入れて、夜は早めに眠る。そんな連休の過ごし方がもっともおすすめです。
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この記事のライター

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