いざという時に慌てないためにもママやパパに知っておいてもらいたい、子どもがかかる腎臓の病気があります。原因と症状、治療法、ケアの方法などについてご紹介します。今回は【ネフローゼ症候群】についてです。
ネフローゼ症候群って?
尿にたんぱく質がたくさん出てしまうために血液中のたんぱく質が減り(低たんぱく血症)、その結果むくみが起こる病気です。低たんぱく血症になると血管の中の水分が減り、血管の外に水分と塩分が増えるためにむくみが起きます。3~6才の幼児に多い病気で、原因は不明ですが免疫の異常によるものではないかと推測されています。
はじめはまぶたが腫れぼったくなったり、手足がむくんだりしますが、だんだん顔全体がむくんできます。むくみのために体重が増え、男の子の場合には陰嚢に水がたまることもあります。顔色が悪くなり、食欲不振、だるいなどの症状も現れます。
はじめはまぶたが腫れぼったくなったり、手足がむくんだりしますが、だんだん顔全体がむくんできます。むくみのために体重が増え、男の子の場合には陰嚢に水がたまることもあります。顔色が悪くなり、食欲不振、だるいなどの症状も現れます。
治療
入院して安静を保ちます。ステロイド薬を大量に投与してたんぱく尿を陰性化させてから、徐々にステロイド薬を減らしていきます。ある程度減らした時点で退院し、通院治療になります。入院期間は一般的に2ヵ月程度になります。
ホームケア
むくみが強い時はとにかく安静が第一です。食事はバランスのとれた消化のよいもので、塩分は制限されることが多いです。通院を続けながら普通の生活をして大丈夫ですが、風邪や水ぼうそうなどにかかると悪化することがあるため、感染症には特に注意が必要です。
まとめ
子どもがかかる腎臓の病気の中でも比較的よくある病気についてご紹介しました。気になる症状があったら、専門の医師に相談しましょう。
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