いざという時に慌てないためにもママやパパに知っておいてもらいたい、子どもがかかりやすい骨・筋肉・関節の病気があります。原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについてご紹介します。今回は【筋性斜頸】についてです。
原因と症状
筋性斜頸は、耳の後ろから鎖骨まで伸びている筋肉(胸鎖乳突筋)が生まれつき短く、頭が常に一方を向いている状態です。短いほうの筋肉に首が引っ張られて頭が傾きます。生後間もなく片方の耳の横にそら豆大のしこりができ、生後2~3週間で最大になります。しこりが小さいと1ヵ月健診まで見つからないこともあります。
治療
特に治療をしなくても、日常生活で向きにくいほうを向かせる工夫で、1才頃までには8~9割が自然に治るといわれています。2~3才になっても治らないときは、顔の形が左右非対称になったり、背骨が曲がったりする心配があるので、首の筋肉の一部を切り離す手術を行うことがあります。
ホームケア
<日常生活で向きにくいほうを向かせる工夫>
・赤ちゃんに話しかけるときはしこりのある側から
・音のあるおもちゃをしこりのある側に置く
・しこりのある側に明るい窓がくるように寝かせる
・添い寝をする時はしこりのある側にママが寝る
など
・赤ちゃんに話しかけるときはしこりのある側から
・音のあるおもちゃをしこりのある側に置く
・しこりのある側に明るい窓がくるように寝かせる
・添い寝をする時はしこりのある側にママが寝る
など
まとめ
子どもの骨や筋肉、関節は発達の途中です。日頃から子どもの動きをよく観察して、できるだけ早く発見し、適切な治療を受けましょう。
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