いざという時に慌てないためにもママやパパに知っておいてもらいたい、子どもがかかりやすい骨・筋肉・関節の病気があります。原因と症状、治療法、ホームケアの方法などについてご紹介します。今回は【発育性股関節形成不全】についてです。
原因と症状
股関節は太ももの骨(大腿骨)の頭が骨盤にある受け皿(臼蓋)にはまり込んでいて、足が自由に動くようになっています。この太ももの骨が臼蓋からはずれてしまった状態が発育性股関節形成不全(股関節脱臼)です。
原因のひとつとして、おむつの当て方などの育児環境があります。もともと赤ちゃんの足はM字形。しかし関節がまだゆるいので、足を伸ばした状態で抱っこしたり、おむつを当てたりすると、股関節がはずれることがあります。
股関節の形成不全は、整形外科での超音波検査などで早期に発見されることも多いです。
原因のひとつとして、おむつの当て方などの育児環境があります。もともと赤ちゃんの足はM字形。しかし関節がまだゆるいので、足を伸ばした状態で抱っこしたり、おむつを当てたりすると、股関節がはずれることがあります。
股関節の形成不全は、整形外科での超音波検査などで早期に発見されることも多いです。
治療
健診で見つかることが多いので、1ヵ月健診、3ヵ月健診はきちんと受けることが大切です。また、家庭でも気をつけて心配な症状を見つけたら整形外科を受診しましょう。完全脱臼の場合にはリーメンビューゲルというバンドをつけ、股関節を広げた状態を保つようにします。入院して牽引をしたり、手術をすることもあります。
ホームケア
おむつはゆるめに当て、赤ちゃんがしっかりと股を開いた姿勢が保てるようにします。抱っこは足を伸ばさず、足をしっかり開かせて抱っこする習慣をつけましょう。
まとめ
子どもの骨や筋肉、関節は発達の途中です。日頃から子どもの動きをよく観察して、できるだけ早く発見し、適切な治療を受けましょう。
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