2019年10月30日 更新

虫歯撃退?!今日から始められる妊娠中の口腔ケアのすすめ

妊娠によるホルモンバランスの変化や悪阻が、口腔環境に影響を与えることを知っていますか?今日から始められる妊娠中の口腔ケアを紹介します。

プラークとは?

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歯に付着する白くてネバネバしたものが歯垢(しこう)いわゆる「プラーク」です。歯垢は食べかすや歯の垢ではなく細菌の塊。1mgの歯垢にはなんと約300種類、数億~10億個の細菌が存在すると言われています。

歯垢中の細菌は、食物中の糖分を栄養源にして増殖を続け、さらにネバネバした物質をつくり出し歯の表面に強力に付着する厄介者。歯垢の段階では歯みがきで取り除くことはできますが、歯石に変化すると歯みがきでは取り除けなくなり歯周病の原因となってしまいます。

妊娠による口腔環境の変化

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妊娠により女性ホルモンが急激に増加することで、プレボテラ・インターメディアという歯周病原性細菌が増殖しやすくなります。また血管の透過性、唾液の粘性が高まって口腔の自浄性が低下することで歯肉の炎症や出血が起こりやすくなります。そして、辛い「つわり」による食嗜好の変化や歯みがきの困難、胎児の発育による食事回数の増加とそれに応じた口腔ケアが不足しがちになることにより、口腔環境は悪化してむし歯や歯周疾患のリスクは高くなります。

<参考>むし歯の原因になるもの

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●歯みがきが1日1回以下
歯にプラークがたまりやすくなり、むし歯菌の増殖を招きます。

●間食やだらだら食べることが多い
歯にプラークがたまりやすくなり、むし歯菌の増殖を招きます。

●甘いものをよく食べる
むし歯菌は糖分を餌にするため、むし歯菌の増殖を招きます。糖分はプラーク中の細菌が酸を作る材料になります。

●しばらく歯科に行っていない
気づかないうちに虫歯になっている可能性が高くなります。

オススメのケア用品

1.小さいヘッドの歯ブラシ

ヘッドが小さく持ちやすいものを使用するといいでしょう。
また、電動歯ブラシを使用する場合はブラシがきちんと歯面に当たるよう丁寧に磨くことが大切です。

クリニカアドバンテージハブラシ〈超コンパクト〉

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極薄ヘッドと極細ネックで奥歯の奥までしっかり届く、歯科医推奨設計のハブラシです。

2.歯間ブラシ

歯間ブラシの大きさはは4S~LLサイズまであります。歯間に合うサイズのものを使用しましょう。歯茎を傷つけてしまう可能性があるのであまり力を入れすぎないことが大切。また、使い捨てではなく繰り返し使用できるものがあるのもオススメのひとつです。

L字型のものやストレートのもの、歯茎に優しい柔らかいシリコンタイプのブラシもあるので自分に合うものを探してみるのもいいかもしれません。
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この記事のライター

yasco yasco

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