2021年12月2日 更新

不器用さんから器用さんに!お手伝いでボディイメージを身につけよう

「よくこける」「よく物にぶつかる」「不器用」…お子さんにこのような姿は見られませんか?もしかしたらお子さんは“ボディイメージ”が弱いのかもしれません。お手伝いでボディイメージを身につけてあげませんか?

ボディイメージって?

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ボディイメージとは、簡単に言うと「自分の手足、頭、指などが、どこからどんなふうについていて、どんなふうに動かすことができるのか?」というイメージのことです。

これは、乳幼児期から様々な経験を通して、自然と身についてくるものでもありますが、「よくこける」「よく物にぶつかる」「不器用」のような姿が見られるお子さんは、このボディイメージの確立が弱い可能性があります。

でも、大丈夫です。家庭の中で少しサポートしてあげることで、ボディイメージは着実に身につけていくことができます。毎日続けることで、不器用だったお子さんが器用なお子さんに変身するかもしれません。

どうしてお手伝いでボディイメージが身につくの?

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お手伝いの中には、ボディイメージにつながる動きがたくさんあります。では、どうしてお手伝いが、ボディイメージにつながるのでしょうか?
それは、お手伝いには「両手指を使う動き」「見る動き」「足を使う動き」「体のバランス感覚」など、様々な動きを調整しながら行う作業が多いからです。体の動きを調整しながら行う→ボディイメージの確立につながるのです。
家庭の中のお手伝いの例をいくつか挙げてみます。
・布巾洗い
・布巾絞り
・テーブル拭き
・洗濯物干し
・洗濯物畳み
・料理(まぜる、タマネギの皮むき、野菜洗い、包丁)
・食器洗い
・掃除機
・お風呂掃除

どのお手伝いも、体の動きを調整しながら行うものばかりですよね。

興味を持ちやすいお手伝いから取り組んでみよう!

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お子さんが興味を持ちやすいお手伝いや、簡単なお手伝いから取り組んでみましょう。

我が家の息子(6歳)の場合は、現在は「布巾洗い・布巾絞り・テーブル拭き」をメインにお手伝いしてもらっています。布巾を洗うのも、両手指の調整が欠かせません。布巾絞りは、両手を調整しながらひねって絞るので、さらに難しくなります。そしてテーブル拭きも、両手の調整・見る力が必要です。

この3つのお手伝いだけで、ボディイメージを身につけるための要素が十分含まれていますね。お子さんが興味をもって「やってみたい!」と思うお手伝い、簡単なお手伝いから取り組んでみてはいかがでしょうか?

まとめ

ボディイメージが身についてくると、「よくこける」「よく物にぶつかる」「不器用」などの姿は確実に減っていきます。ボディイメージが身につき、体の様々な感覚が統合されていくからなんですね。そうなれば、お子さん自身も「困りごと」が減りますし、ママ・パパも安心ですよね。

お手伝いを通して、お子さんは「自分はできるんだ!」と、自信を持つこともできるかもしれません。家庭でできることって、本当にたくさんあります。ぜひ、お子さんを“お手伝い”で輝かせてあげてくださいね。

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この記事のライター

みかん・元特別支援学校の先生ママ みかん・元特別支援学校の先生ママ

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