寒さが本格化し、体調を崩しやすい季節になりました。インフルエンザなどの感染症も猛威をふるっている中、家族の体調に不安を抱えているママも多いのでは。
インフルエンザの他にも、この時期に特に心配なのが、ノロウイルスやロタウイルスによる感染性腸炎。子どもが罹ると重症化する恐れがあり、また感染力が非常に強いことから、家族の誰かが罹ってしまうと一家全滅のリスクも・・・
そんな事態を防ぐためにも、普段からの予防が大切!というわけで、ビオフェルミン製薬株式会社が主催する「家庭で実践できる感染予防策を学ぶ『ノロウイルス対策セミナー』」に参加してきました!
インフルエンザの他にも、この時期に特に心配なのが、ノロウイルスやロタウイルスによる感染性腸炎。子どもが罹ると重症化する恐れがあり、また感染力が非常に強いことから、家族の誰かが罹ってしまうと一家全滅のリスクも・・・
そんな事態を防ぐためにも、普段からの予防が大切!というわけで、ビオフェルミン製薬株式会社が主催する「家庭で実践できる感染予防策を学ぶ『ノロウイルス対策セミナー』」に参加してきました!
子どもが罹ると重症化しやすい!ノロ&ロタウイルスによる感染性腸炎
セミナーでは、まず東邦大学医療センター大森病院 総合診療急病センター(内科)医師の前田 正先生から、「感染性腸炎に備えて」と題し、感染性腸炎にはどんな症状や治療法があるのか、また、罹ってしまった時の対処法や予防法などについてのお話がありました。
そもそも感染性腸炎とは、嘔気・吐き気・下痢・腹痛などの胃腸症状を主とし、発熱を伴うこともある感染症のこと。大きく細菌性とウイルス性とに分かれ、細菌性は主に夏場の食中毒として発生することが多いといいます。
そもそも感染性腸炎とは、嘔気・吐き気・下痢・腹痛などの胃腸症状を主とし、発熱を伴うこともある感染症のこと。大きく細菌性とウイルス性とに分かれ、細菌性は主に夏場の食中毒として発生することが多いといいます。
そして、今の季節に特に問題なのがウイルス性腸炎。そのうちノロウイルスは、11月から3月の冬季に流行し、感染力がとても強いのが特徴。10〜100個程度のわずかな菌でも感染し、発病してしまうこともあるので、嘔吐物や排泄物からの集団感染が起こることもしばしば。
家族などがノロウイルスに感染し、その嘔吐物や排泄物を処理する場合には、アルコール消毒では不十分なため、熱水や次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)を用いて、できれば使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、速やかに処理を行うことが望ましいといいます。
また、ロタウイルスは白色から淡黄色の水様便を伴い、白色便性下痢症とも呼ばれているもの。保育園や幼稚園で集団発生することが多く、こちらも流行の時期は冬。特に1歳以下の乳幼児は嘔吐下痢症状が強く重症化することもあり、注意が必要だそう。
ロタウイルスの対策には、ノロウイルス同様にハイターの他、消毒用のエタノールも有効ですが、何より重要なのは、感染しないようにすること。基本的なことですが、手洗いがとても大切だといいます。
家族などがノロウイルスに感染し、その嘔吐物や排泄物を処理する場合には、アルコール消毒では不十分なため、熱水や次亜塩素酸ナトリウム(ハイター)を用いて、できれば使い捨て手袋、マスク、エプロンを着用し、速やかに処理を行うことが望ましいといいます。
また、ロタウイルスは白色から淡黄色の水様便を伴い、白色便性下痢症とも呼ばれているもの。保育園や幼稚園で集団発生することが多く、こちらも流行の時期は冬。特に1歳以下の乳幼児は嘔吐下痢症状が強く重症化することもあり、注意が必要だそう。
ロタウイルスの対策には、ノロウイルス同様にハイターの他、消毒用のエタノールも有効ですが、何より重要なのは、感染しないようにすること。基本的なことですが、手洗いがとても大切だといいます。
ウイルスを手につけない!効果的な手洗いの方法
改めて手洗いの重要性が示されたところで、続いては「衛生的な手洗い〜ノロウイルスの感染を予防するために〜」と題し、公益社団法人 日本食品衛生協会の神園 紀子さんから、効果的な手洗いの仕方についてデモンストレーションが行われました。
手洗いのポイントのひとつはタイミング。トイレの後はもちろん、肉や魚、洗っていない野菜などに触れた後、また、ゴミに触れた後には必ず手洗いをすること。さらに、料理を作る前、調理した後の食品に触れる前、盛り付けの前にも手洗いをすることで、ウイルスの付着を防ぐことができます。
手洗いのポイントのひとつはタイミング。トイレの後はもちろん、肉や魚、洗っていない野菜などに触れた後、また、ゴミに触れた後には必ず手洗いをすること。さらに、料理を作る前、調理した後の食品に触れる前、盛り付けの前にも手洗いをすることで、ウイルスの付着を防ぐことができます。
次に、実際の手洗いについての説明では、手の洗い方には人それぞれクセがあるといい、それを検証するべく、数名の参加者が手洗い前に蛍光ローションを手に塗り、普段通りの手洗いの後、ブラックライトで洗い残しを確認するというデモンストレーションも行われました。
その結果、爪の周りや指先、手のひらのシワ部分や指の付け根のふくらみ、さらに手首部分に洗い残しが多いことが判明。また、利き手の方が洗い残しが多い傾向にあるそうで、利き手を念入りに洗うことを意識するとよいとのアドバイスがありました。
また、効果的な手洗いの仕方として、固形より液状の洗浄剤を使うこと、温水で洗うと、よりシワの間の微生物が浮き上がりやすくなること、手の甲は手と手を沿わせるようにして骨の間を洗うようにすること、指先はネコの手にして洗うことなどのポイントが紹介されました。
その結果、爪の周りや指先、手のひらのシワ部分や指の付け根のふくらみ、さらに手首部分に洗い残しが多いことが判明。また、利き手の方が洗い残しが多い傾向にあるそうで、利き手を念入りに洗うことを意識するとよいとのアドバイスがありました。
また、効果的な手洗いの仕方として、固形より液状の洗浄剤を使うこと、温水で洗うと、よりシワの間の微生物が浮き上がりやすくなること、手の甲は手と手を沿わせるようにして骨の間を洗うようにすること、指先はネコの手にして洗うことなどのポイントが紹介されました。
下痢やウイルス増殖を抑制?ビフィズス菌が与える影響
セミナーの最後には、ビオフェルミン製薬株式会社が行った、ロタウイルス感染に対するビフィズス菌の影響に関する研究報告もありました。
ロタウイルスに感染させたマウスに、ビフィズス菌を予防的に投与した場合、下痢を抑制すること、さらに、治療的に投与した場合には、ウイルス増殖をも抑制することが明らかになったそう。ビフィズス菌は小腸の損傷を軽減してくれることもわかっていて、感染性腸炎に良い影響を与える可能性があると考えられるとのことです。
小さい子どもを育てるママにとっては特に感染性腸炎は脅威といえますが、むやみに怯えるのではなく、毎日の丁寧な手洗いが予防につながることを意識して、今一度、子どもと一緒に手洗いのタイミングや仕方を見直してみてはいかがでしょうか。
衛生的な手洗いの習慣は、感染性腸炎だけでなく、風邪やインフルエンザなどの予防にも役立ち、ママにとって頼もしいお守りになってくれるはずです。
mikaさんのまとめ一覧
ロタウイルスに感染させたマウスに、ビフィズス菌を予防的に投与した場合、下痢を抑制すること、さらに、治療的に投与した場合には、ウイルス増殖をも抑制することが明らかになったそう。ビフィズス菌は小腸の損傷を軽減してくれることもわかっていて、感染性腸炎に良い影響を与える可能性があると考えられるとのことです。
小さい子どもを育てるママにとっては特に感染性腸炎は脅威といえますが、むやみに怯えるのではなく、毎日の丁寧な手洗いが予防につながることを意識して、今一度、子どもと一緒に手洗いのタイミングや仕方を見直してみてはいかがでしょうか。
衛生的な手洗いの習慣は、感染性腸炎だけでなく、風邪やインフルエンザなどの予防にも役立ち、ママにとって頼もしいお守りになってくれるはずです。
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