2021年6月18日 更新

知っておきたい!高校進学後の気になる費用①公立・私立、高校にどれだけかかる?

高校進学後にどれだけお金がかかるか、知っていますか?具体的に知ることで、進路選択の判断材料にもなり、今後の準備にも役立つはず!ぜひ読んで情報を頭に入れておいて下さいね。

高校からは授業料がかかる

義務教育時代とは違い、高校進学後にはどの進学先であっても、学費を納めなければなりませんよね。ですが家庭によって経済状況や家族の人数、事情も様々です。学費の金額というのは、進路をどこにするかを決める際にも重要な情報となるのではないでしょうか?

そこで今回は、私立高校・公立高校の平均費用についてわかりやすくまとめたいと思います。進路選択や今後の準備に活かしてみて下さい。

公立高校と私立高校の学費

文部科学省のホームページに、高等学校初年度納付金の平均額が記載されていました。令和2年度版です。

【私立高校の平均学費】
・授業料 43万3991円
・入学料 16万3218円
・施設整備費等 15万1715円
 合計 74万8924円

公立高校は無償化により数値が記載されていないため、平成29年度のデータを載せておきます。

【公立高校の平均学費】
・授業料 11万8800円
・入学料 5641円
・施設整備費等 なし
 合計 12万4441円

「私立は学費が高い」と聞いてはいたものの、こうして比較してみると公立高校との差はかなりあると感じられますね。
参照:文部科学省「令和2年度私立高等学校等初年度授業料等の調査結果について」
https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/shinkou/1412179_00001.htm

授業料以外に必要となるお金①「学校教育費」

高校に通っていて必要となるのは授業料だけではありませんよね。通学費や修学旅行代、塾代や習い事代など、様々なお金が必要となります。データは平成30年度のもので少し前の物になりますが、そういった費用が平均でいくらかかるかということも、項目別にまとめていきたいと思います。

まずは「学校教育費」です。学校教育費とは、授業料、修学旅行・遠足・見学費、学校納付金等、図書・学用品・実習材料費等、教科外活動費、通学関係費、その他を指します。

文部科学省のデータによると、全日制公立高等学校では平均28万487円、全日制私立高等学校では平均71万9051円と記載されていました。このデータにおける授業料は公立で2万5378円、私立で23万26円ですので、授業料以外に公立高校で年間約26万円、私立高校で年間約49万円納めなければならないということですね。

ちなみに学校教育費の中で、公立高校では通学費が、私立高校では授業料と学校納付金が大きな割合を占めていました。近い高校に進学を決めれば通学費は抑えられるかもしれませんね。

授業料以外に必要となるお金②「補助学習費」

「補助学習費」とは、学校外で学ぶ際にかかる費用のことです。例えば、家庭学習に使う教材の購入費、塾代、家庭教師代などが挙げられます。

文部科学省のデータによると、全日制公立高等学校では1年あたり平均14万7875円、全日制私立高等学校(全日制)では約19万3945円と記載されていました。(※受験対策のため、3年次が他の2年よりかなり高額になる傾向にあります。)
学校以外でも、お金がかかることを覚悟しておいた方が良さそうですね。
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