3歳の娘の奥歯が白っぽい…?「エナメル質形成不全」だった
先日、子どもたちの就寝前の仕上げ磨きをしていたところ、3歳の娘の奥歯に白っぽい部分を見つけました。白濁している感じの白さです。翌日は夫も同じことに気付いたというので、気になって「子ども 歯 白っぽい」で検索してみると、なんと「初期のむし歯」と書いてあるではありませんか!
これは大変、と急いで歯科を予約。「2か月前の3歳児健診では、むし歯はないといわれたのに…。最近お菓子あげすぎちゃったかなぁ…。」などと色々考えていました。
いざ、歯科医に見てもらうと、「これはむし歯ではありませんね。ごく軽度ですが、エナメル質の形成不全と思われます。このように白っぽくなる場合もあるし、薄茶色や黄色っぽく見えることもあります。むし歯ではないものの、歯の表面を守るエナメル質がない分、他の部分よりむし歯になりやすいと言えます。」と教えてくださいました。
娘の場合は特に治療等はなく、フッ素を塗布してもらい終了しました。実はまだ、かかりつけ歯科がなかった我が子たち。双子の相方である息子も診ていただき、こちらもむし歯はなくフッ素塗布で終了。ほっとしました。
子どもの歯の一部が色が違って見える場合、素人が“むし歯”か“エナメル質形成不全”かを判断するのは危険ですので、気になる場合はぜひ歯科を受診することをおすすめします。
“哺乳瓶う蝕”ってなに?とっても怖い「ランパントカリエス」
子どもの歯のことで、筆者は反省していることがあります。それは「フォローアップミルクを哺乳瓶で飲ませていた期間が長いこと」です。双子の我が子たちは、早産児で貧血だったため、鉄分不足が怖くて、離乳食も幼児食もモリモリ食べてくれていたにも関わらず、かなり長い期間フォローアップミルクを哺乳瓶で飲ませていました。
それを歯科医に言うと、「“哺乳瓶う蝕”という言葉があるくらいですから、たしかに哺乳瓶の長期使用は歯に良くありません。特に睡眠中は唾液の分泌が少ないので、ミルクで寝落ちすると、ミルクが口に残った状態が長く続いてしまうことになってしまいます。子どもはランパントカリエスというかなり進行したむし歯が同時多発する状況もありえますので、注意が必要です。」と教えてくれました。
「ランパントカリエス」は、哺乳瓶の使用のみで起こるわけでは勿論なく、甘い炭酸飲料の多飲や、また育児放棄等によりお口の中のケアがされず、不衛生な状態のお子さんの場合は虐待発覚のサインとなることもあるそうです。
哺乳瓶による授乳自体が悪いわけではなく、哺乳瓶でミルクを与えていても、お口のケアをしっかり行えば大丈夫とのことなので、ご安心くださいね。
哺乳瓶による授乳自体が悪いわけではなく、哺乳瓶でミルクを与えていても、お口のケアをしっかり行えば大丈夫とのことなので、ご安心くださいね。
子どもの歯ぎしりは大丈夫?
「他に気になることはありますか?」と聞かれ、「娘の就寝時の歯ぎしりがたまにあって気になります」と相談しました。
「子どもの歯ぎしりは、基本的には気にしなくて大丈夫です。子どもは嚙み合わせが悪いと自己修復するために歯ぎしりする場合が多く、歯の生え変わりなどを経て徐々に減っていく場合が多いからです。ストレスが原因の場合もありますが、歯ぎしりしすぎて痛みを訴えてきたり、顎関節症になったりする場合をのぞき、治療は必要ないと思います。」とのことでした。
基本的には子どもの歯ぎしりは生理現象ととらえて問題ないようです。しかし子どもでも「口を開けると痛い」など顎関節症の症状が出たり、歯が削れるほど歯ぎしりが強い場合は病院を受診されてください。
「子どもの歯ぎしりは、基本的には気にしなくて大丈夫です。子どもは嚙み合わせが悪いと自己修復するために歯ぎしりする場合が多く、歯の生え変わりなどを経て徐々に減っていく場合が多いからです。ストレスが原因の場合もありますが、歯ぎしりしすぎて痛みを訴えてきたり、顎関節症になったりする場合をのぞき、治療は必要ないと思います。」とのことでした。
基本的には子どもの歯ぎしりは生理現象ととらえて問題ないようです。しかし子どもでも「口を開けると痛い」など顎関節症の症状が出たり、歯が削れるほど歯ぎしりが強い場合は病院を受診されてください。