2021年11月12日 更新

どうすればよいの?永久歯が乳歯の内側から生えてきた時の対処法

子どもの永久歯が変なところから生えてきて驚いたことはありませんか?永久歯が違う場所から生えてきた時はどうすればよいのか?我が子の経験談から、その対処法や歯並びを良くするための方法などを紹介します。

5歳頃になると、乳歯が抜けて永久歯が生えてくる子が増えてきます。しかし、中には乳歯が抜けていないのに、変なところから永久歯が生えてきてしまう子もいます。我が子も乳歯がなかなか抜けず、乳歯の内側から永久歯が顔を出してしまいました。
それでは、永久歯が変なところから生えてしまった場合、どうすればよいのでしょうか?我が家の経験談も交えてご紹介します。

永久歯が変なところから生えるのはなぜ?

正常な位置からずれて生えてきた歯を、専門用語では「転位歯」と呼ぶそうです。先天的な疾患をのぞけば、顎が小さいことが原因となることがほとんどのようです。顎が小さいと永久歯の生えるスペースがなく、結果的にスペースが広い乳歯の裏側に生えてくるようになってしまいます。
現代の子どもは顎が細い子が多く、永久歯が変な位置から生えることも珍しくありません。いきなり歯が違う場所から生えてくると焦ってしまいますが、落ち着いて歯科医院で診てもらいましょう。

治療法は?

治療法はそのまま経過観察か、残っている乳歯を抜歯するかのどちらかです。乳歯がすでに取れそうな場合は放置しておくこともあるようですが、方針は歯医者によって異なります。我が子が行った歯科医院では、一目見て「ああ、これは抜いたほうがいいね」ということで、即日抜歯しました。
抜歯する時は歯茎に麻酔薬を塗ってから麻酔針を指し、麻酔が効いたところで抜歯したので痛みはほぼなかったようです。我が子の場合は病院が苦手ではないので、いきなり抜歯になってもまったく騒ぐことはありませんでした。しかし、お子さんによってはとても怖がる子もいるので、歯を抜くかもしれないことを前もって説明しておいたほうが良いかもしれません。

矯正はするべきか?

転位歯で気になるのが、歯並びの悪さです。しかし、乳歯の内側から生えてしまった永久歯は、ずっとそのままの位置にいるわけではありません。乳歯がなくなると舌に押し出されるようにして前に出て、いつの間にか正常な位置に収まるようになります。

我が子の歯も、気づいた時には乳歯があった場所に移動していました。このように、しっかりと元の位置に戻ってしまえば矯正は必要ありません。

ただ、もともと顎が小さいと永久歯のスペースが足りず、永久歯が収まりきらず斜めになってしまうことがあります。もしも永久歯が正常な位置に戻っても歯並びが悪いようであれば、その時に矯正を検討してみると良いでしょう。
ただ、最終的な歯並びは永久歯が生え揃わないとわからないので、慌てて矯正をする必要はありません。どうしても気になる場合は、矯正もやっている小児歯科に相談しましょう。
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この記事のライター

うしゃ うしゃ

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