ヤクルトレディーの仕事内容は？子育てママが語るメリットとデメリット (page 2)

②営業所の見学

「まずは見学に来てください」とのお誘いがあり、それから3日後に営業所へ足を運びました。訪問する際1歳の息子も一緒に連れて行っていいとのことで、ありがたくそうさせてもらいました。さすが子育てに優しい職場！と感じたのを覚えています。

実際に営業所を見学したところ、ヤクルトレディの方々はお客様宅を訪問中で不在とのこと。
営業所の大きな冷蔵庫には、ヤクルトやジョアなどのおなじみの商品がぎっしり詰まっており、テンションが上がりました。また、衛生管理もしっかりされており好印象を受けたのを覚えています。

その後、ヤクルト保育園^※も見せてもらいましたが、少し狭いものの子どもたちの様子がよく見えて安心感がありました。帰るときにはヤクルトのオマケももらって、その日の見学は終了です。

※ヤクルト保育園は、月額8,000円（給食費別途）で利用できる企業内保育園です。主に午前8時30分～午後4時までの時間帯で、ヤクルトレディとして働く方の1歳から3歳のお子さんを対象としています。

③ヤクルトレディーになるための面接

いよいよ面接の日です！面接はカジュアルな服装でも構わないと言われていたので、私服の中でもきちんとした服装を選んで出かけました。

1歳の息子を預ける人が見つからなかったので、それを伝えると面接にも関わらず連れてきていいと言っていただき、面接中は隣にあるヤクルト保育園に子どもを預かってもらいました。

面接官は支社から来た男性の係長さんとブロック長さん、そして営業所のマネージャーさんの3人でした。面接は厳しくなく、私がどんな人物かを知りたいという感じで、今までの仕事経験や仕事で苦労したことなどを聞かれただけで、すぐに終わりました。

「特に問題がなければ合格です」と言われ、その場で採用が決まりました。

④ヤクルトレディーとしての研修

採用されてから1週間後、ヤクルトレディーとしての仕事が始まりました。入ってすぐお客様に商品を届けるということはせず、ヤクルトレディーの基礎知識を学ぶ研修が1週間あります。

この研修では、ヤクルトの歴史や商品の特徴などを教えてもらいます。なんと研修中も給料が出るし、昼食もついてくるという好待遇！昼食には毎日ヤクルト製品が1つ選べて、初めて飲むものもあり勉強になりました。

研修の最終日には、講習で学んだことを確認するテストがありましたが、テストは今まで教わった内容を穴埋めするだけで、とても易しかったです。

テストに合格すると、その場で写真入りの名札をもらって、正式にヤクルトレディーとしてデビューできるようになります。

ヤクルトレディーデビュー

①先輩から商品の説明や会話のコツを学ぶ（OJT制度）

via www.yakult.co.jp

ヤクルトレディーになったからといって、初日からひとりで活動するわけではありません。しばらくは先輩について、商品の説明方法やお客様との会話術などを見て学びます。

お客様の中には、たくさんお話ししたい方や商品だけもらいたい方など、さまざまな方がいらっしゃいます。会話の様子からお客様のニーズを見極めるのもヤクルトレディーの大事な仕事です。

平日の昼間に訪問するので、お客様にはご高齢の方が多く、ヤクルトレディーが来るのを楽しみにしている方も多くいらっしゃいます。商品を売るテクニックよりも、日頃のコミニケーションが大事だと感じました。

②新規のお客様獲得に向けて営業

前の担当者が辞めるため、私がその地区の担当を引き継ぐことになりました。最初の1ヶ月は、新規のお客様獲得のためにマネージャーと一緒にお宅訪問をします。ヤクルトをサービスでお渡しして、ヤクルトの歴史や良いところを説明しながら1軒1軒回ります。

この時に辛かったのは、インターホンを押して「ヤクルトです。商品をお配りしているのでお渡しさせてください」と言うと、ヤクルトと聞いただけで「いらない」と断られたり、出てこられても露骨に態度が悪いお客様がいることでした。
それでもマネージャーがフォローしてくれたおかげで、初めてでも新規のお客様の獲得ができました。

③独り立ち

2ヶ月目からは、前担当者の既存のお客様＋新規のお客様を1人で訪問します。ここでも辛かったのは、前の担当者からじゃないと商品を購入しない！とおっしゃるお客様がいたことです。

やはり、毎週行っていれば仲良くなり、ヤクルトさんが来るのを心待ちにしてくれるお客様も多くなります。実際、引き継ぎの際には泣いてしまうお客様もいらっしゃいました。しかし、何度か行っていると私とも話してくれて、商品も購入してくれるようになりました。

嬉しかったことは、あなたが来るの楽しみにしていたと言ってくださる方が何人かいたことです。ご高齢の方は、ひとり暮らしの方も多く、話す人がいなかったりと寂しい思いをされている方がいます。中には、ヤクルトさんに来てもらいたいから商品を購入している方もいます。ご高齢の家族からは、「定期的にヤクルトさんが来てくれているから安心だ」と言ってもらいました。