2025年8月28日 更新

“残暑バテ”に要注意!夏休み明けの子どもの体調管理ポイント

夏バテは、7~8月の夏本番に限ったことではありません。9月頃には、特に幼稚園児や小学生には2学期開始時特有のしんどさが出始める…!?ママがしっかり予防と対策をしてあげたいですね!

猛暑が過ぎても侮れない!9月の夏バテ“残暑バテ”に注意

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8月下旬~9月には、夏バテの症状を引きずって“残暑バテ”に悩む方が増えているようです。猛暑を何とか乗り越え気温は下がってきているはずなのに、むしろ体に堪えることも…!“残暑バテ”はなぜ起こるのでしょうか。

環境や生活の変化で自律神経が乱れやすい

残暑バテは、大人にも子どもにも起こる可能性があります。

  • 9月頃には昼夜の温度差が10~15度前後と激しくなる

  • 猛暑時の冷たいものを摂取しすぎや食欲の低下等で胃腸機能も弱っている

  • 日中冷房の効いた部屋にいる時間が長かったのに、通勤や通学で急に体を動かし始める

  • 生活リズムが乱れていたり、急に毎日の規則的な生活が再開するのに体が追いつかない

  • 暑さや疲れ等肉体的な疲労の上に集団生活・仕事でのストレスも加わる


  • このように、さまざまな環境や生活・気持ち面等が絡み合って、自律神経が乱れやすくなっているようです。

    子ども特有の環境・状況も見逃せない!

    上の例に加えて、子どもはまた子ども特有の(家庭外での)生活が再開しますよね。体に負担がかかりやすいものとして、以下のようなものがあります。

  • 休み時間や放課後には炎天下でも外で思いっきり遊びがち

  • 体育は、プールが終わり外や体育館で暑いなか、が基本となる

  • 運動会の練習が本格化し体力の消耗がなお激しくなる

  • 時間いっぱい遊びたかったり水筒が空になる等、水分補給を思うようにできていない場合がある

  • 教室も蒸し暑かったり、冷房のある場合も頻繁な出入りで温度差に体力を消耗する

  • 登下校・登降園だけでも日向や遠方ではかなりの体力消耗となることも

  • 幼稚園や学校生活の決まり上仕方ないことばかりですが、家庭でできる話し合いや対策はしっかりしておいてあげないと、元気な生活を維持できなくなってはつらいですよね。

    朝や放課後は子どもをケアしてあげよう!バランスも大切!

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    大人も子どもも負担のかかりやすくなる残暑ですが、子どもは新学期数日は少しだるそうなものの、一見すぐに学校生活に適応し元気すぎるくらい遊びまわっていたりしますよね!

    活発元気なのは素敵なことなのですが、かなりの不調が起こるまで「楽しい」「やりたい」を優先してしまいがちな子どもには、やはり大人が助言やサポートをしてあげることが大切ですね。

    かといって、「暑いから、体調を崩すからなんでもダメ!」というのが子どもに良い影響にならないのは一目瞭然…!子どもの日課や楽しみを尊重しながら、家庭でできるケアに努めてあげましょう。

    汗を拭こう!タオルは必携、着替えも荷物に追加で風邪予防を

    園や学校では子どもの自主性に任せることになりますが、ポケットに必ずハンカチやタオルを入れる習慣をつけ、汗をかいたらこまめにふくように、放っておくと冷えて風邪をひきやすくなってしまうというところまで教えてあげると良いでしょう。
    可能であれば着替えも1枚多目に入れておき、園や学校で着替えられない場合も帰宅したら服を汗でぬれていたら着替える等、冷えない対策を心がけてあげてくださいね。

    家を涼しく、くつろげるようにしておいてあげよう!

    「もう猛暑のような暑さはないし、室内は風を通しておけばよいかな?」という日も増えるかもしれませんが、まだ外が暑い日やじめじめしている日には、子どもが帰宅する頃にはできれば冷房をつけ快適な温度にしておいてあげましょう。子どもは日中集団の中で活発に動き、暑いなか帰宅してきます。
    しかし、内外の温度差が激しすぎるのも風邪や体調のリズムを乱す原因となるため、「寒い!」と思うほどの温度設定はNGです。バランスが大切なようです。

    水分補給の重要性を伝え、家でもしっかり実践しよう!

    まだまだ熱中症のリスクも高い9月、そして運動会の練習等で子どもの実感以上に体が疲れてしまっていることも。特に小学生は「重たいから」とたっぷりの水筒の持参を嫌がる場合も多いようですが、水分補給の重要性を伝え、水筒はしっかり持って行く・こまめに飲むよう伝えてあげてくださいね。
    帰宅後も、着替えや宿題など子どもにさせたいことはたくさんありますが、手洗いを終えたらまずはゆっくり水分補給をさせてあげてくださいね!

    ミネラル補給ができるよう献立や間食を工夫して!

    夏バテ等で体の機能がうまく働いていない状況下では、ミネラルは汗で流れ出てしまうため、しっかり補給をする必要があります。ミネラルが不足するとさらにベタベタ乾きにくい汗が出やすくなり、体の体温調節がうまくいかなくなる、エネルギー効率の低下からさらなる「だるさ」が出てしまいます。

    ドリンクやサプリメントで補うのも手軽で良いですが、できれば日々の献立や、帰宅後のおやつにも栄養価の高いものを積極的に取り入れてあげてくださいね。

    しかし、こちらも摂りすぎはNG、バランスが大切なのです。

    ミネラルのはたらきやそれを含む食品については、こちらのサイトを参考にしてみてください。食材のラインナップですが、これを参考にレシピをアレンジしてみてはいかがでしょうか?
    朝食の献立例 ポイント
    ごはん、卵焼き、鮭フレーク、納豆、ワカメの味噌汁、きゅうり浅漬け 塩分と水分を味噌汁で補給。海藻でミネラルも。
    ハムとチーズのサンドイッチ、ゆで卵、トマトサラダ、コーンスープ 乳製品でカルシウム補給。加工肉は塩分に注意し量は控えめに。
    温うどんorそば、温泉卵、鶏ささみほぐし、油揚げ、小松菜のおひたし、ワカメ のど越しがよく、食欲がない朝でも入りやすいのがポイント。
    プレーンシリアル、牛乳、ブルーベリー+ヨーグルト、ゆで卵、バナナ 砂糖の少ないプレーンを選び、果物で甘さをプラス!
    もちろん、夏休み中食事のリズムが乱れてしまっていた場合にも、園や学校生活への活力をしっかりと補えるよう、朝食はしっかり食べて行けるよう調整してあげてくださいね。

    家族みんなで元気に過ごそう!

    猛暑時は今の暑さが、9月には過去の暑さがじわじわと体にしみてきますね。長期休暇や夏ならではの楽しいイベントも多い夏ですが、これからの季節の変わり目に向けてしっかり蓄積された夏の疲れをとっていってあげましょう!

    お子さんの体調管理が大切なのと同様、パパやママも無理をせず、不調を秋に引きずらない体を目指していきましょう!秋は美味しいものやきれいな景色・行楽等楽しみもたくさん!みんなで元気に過ごしていきたいですね!
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    piyoco piyoco

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