いよいよ寒さが本格化してきました。子どもが風邪をひかないよう、手洗い、うがい、防寒、加湿など、ママたちは様々な工夫を重ねながら日々を過ごしていることと思います。そんな折、気になる調査結果が発表されました。
家庭での“野菜摂取量”が少ない子どもほど、 風邪をひきやすい傾向に!?
子どもは大人に比べて免疫力が弱く、風邪をひきやすいもの。とはいえ、中には風邪をひきやすい子と、そうでない子がいますよね。
そんな中、生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研が、「野菜摂取量」に着目し、普段から十分な量の野菜を摂取している子どもと、そうでない子どもとでは、風邪の罹患率に違いがあるのかどうかについて、母親500名を対象としたアンケートと小児科医へのインタビューを実施。
その結果、とても気になる調査結果が発表されました!
そんな中、生活者の意識・実態に関する調査を行うトレンド総研が、「野菜摂取量」に着目し、普段から十分な量の野菜を摂取している子どもと、そうでない子どもとでは、風邪の罹患率に違いがあるのかどうかについて、母親500名を対象としたアンケートと小児科医へのインタビューを実施。
その結果、とても気になる調査結果が発表されました!
「野菜摂取量」と子どもの「風邪の罹患率」には相関関係が!?
トレンド総研が、3〜12歳の子どもを持つ母親500名 (子どもの年齢で均等割付)に対して行ったインターネット調査によると、まず「昨年、お子様は風邪をひきましたか?」の質問に対し、実に約9割(88%)が「ひいた」と回答。続いて「風邪の予防・対策として、どのようなことをしていましたか?」の質問に対する回答では、「手洗い」が86%、「うがい」が70%を占め、「食事の内容に気をつける」と答えた人は42%にとどまりました。
一方、子どもの家庭における野菜摂取量について聞いたところ、平均は1日あたり「114.9g」 という結果に。実は今回の調査対象のうち、最も年齢が低い3歳児でも、1日あたりの野菜摂取量の目安は「240g」 とされており、推奨値の半分以下しか野菜が摂れていないという状況が明らかになりました。
一方、子どもの家庭における野菜摂取量について聞いたところ、平均は1日あたり「114.9g」 という結果に。実は今回の調査対象のうち、最も年齢が低い3歳児でも、1日あたりの野菜摂取量の目安は「240g」 とされており、推奨値の半分以下しか野菜が摂れていないという状況が明らかになりました。
この結果を受け、今度は調査対象を「家庭における子どもの1日あたりの野菜摂取量」に応じて、「100g未満」「100 〜199g」「200g以上」の3グループに分類。その上で、子どもの風邪の実態に関する質問の回答をグループごとに比較したところ、驚きの結果に!
「昨年、子どもが風邪をひいた」と回答した母親の割合
・子どもの1日あたりの野菜摂取量が「100g未満」のグループ:89%
・子どもの1日あたりの野菜摂取量が「100〜199g」のグループ:90%
・子どもの1日あたりの野菜摂取量が「200g以上」のグループ:77%
1日あたりの野菜摂取量が「200g以上」のグループは、「100g未満」「100~199g」のグループと比べて、風邪の罹患率が10ポイント以上も低い結果となり、「野菜摂取量」と子どもの「風邪の羅漢率」には相関関係があると考えられそう。風邪を予防するためには、”外側からの予防”だけでなく、バランスよく栄養を摂取し、免疫力を高める”内側からの予防”も重要だということがわかります。
免疫アップのポイントは「バランスよく・継続的」な野菜摂取!
こうした背景をふまえ、トレンド総研では、小児科医で「なごみクリニック」院⻑の武井智昭先生に、風邪の予防対策における野菜摂取の重要性についてのインタビューも実施。
武井先生によると、免疫力を高める上で重要なポイントが「腸内環境」。免疫細胞は大多数が腸内に存在していて、風邪やインフルエンザのシーズンに野菜やヨーグルトが注目されるのは、これらの食材が腸内に働きかけ、免疫細胞を活性化する働きが期待できるから。
ただし、免疫力を高めるには、風邪のシーズンなど一時的に野菜の量を増やすのではなく、年間を通じて意識的、継続的に野菜を摂ることが重要なのだといいます。
武井先生によると、免疫力を高める上で重要なポイントが「腸内環境」。免疫細胞は大多数が腸内に存在していて、風邪やインフルエンザのシーズンに野菜やヨーグルトが注目されるのは、これらの食材が腸内に働きかけ、免疫細胞を活性化する働きが期待できるから。
ただし、免疫力を高めるには、風邪のシーズンなど一時的に野菜の量を増やすのではなく、年間を通じて意識的、継続的に野菜を摂ることが重要なのだといいます。
また、いろいろな種類の野菜をバランスよく食べるのも外せないポイント。例えばトマト、カボチャなどの緑⻩色野菜には抗酸化作用が高いものが多く、免疫強化につながります。
また、にんじんなどに多く含まれる 「ビタミンA」は、鼻や喉の粘膜を強化して、細菌が体内に侵入するリスクを軽減してくれる働きがあり、パプリカやブロッコリーには、風邪対策に欠かせない「ビタミンC」が豊富に含まれているのです。
好きな野菜だけを大量に食べるのではなく、いろいろな野菜を組み合わせて食べるのが理想的ということですね。
また、にんじんなどに多く含まれる 「ビタミンA」は、鼻や喉の粘膜を強化して、細菌が体内に侵入するリスクを軽減してくれる働きがあり、パプリカやブロッコリーには、風邪対策に欠かせない「ビタミンC」が豊富に含まれているのです。
好きな野菜だけを大量に食べるのではなく、いろいろな野菜を組み合わせて食べるのが理想的ということですね。