2022年10月29日 更新

更年期に備えて!パートナーにも症状を理解をしてもらうには?

若いママにとっては更年期はまだ先のことだと感じているのではないでしょうか?しかし、実際に更年期には個人差があり、ホルモンバランスの乱れはいつ起こるかもわかりません。ママの中には原因不明のイライラに悩まされてしまい、育児放棄寸前にまで陥る方も少なくありません。そこで今回は更年期に備えてママたちが普段からできることを取りあげていきます。

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更年期とは?

少子高齢化が進んだ日本では初産が40代というケースも少なくありません。そして、子育て中にも関わらず、ホルモンバランスの変化から更年期が始まってしまう方も。
子育て中に、更年期が重なった場合、誰にも相談できずに産後うつになってしまう方もいるといいます。そもそも更年期とはどういったものなのでしょうか。
更年期とは『更年期障害』と言われ、閉経する年齢の前後約10年の時期を指しています。主に、卵巣の働きが低下することにより、ホルモンバランスが崩れることが原因でさまざまな症状が現われてしまうのです。
一般的には45歳〜55歳くらいの時期が更年期にあたるといわれていますが、ここ最近では20~30代で起こる”若年性更年期障害”もあるといいます。
卵巣からは女性ホルモン(エストロゲン)が分泌されており、40代半ばぐらいからその値が低下し、閉経するとほぼゼロになってしまいます。この女性ホルモンの減少が、月経不順や体調不良の原因になってしまうのです。

更年期かも⁉こんな症状が出たら注意!

ママたちの更年期が問題になりやすいわけは、子育てに集中してついつい自分の体を二の次にしてしまうことです。そして気づけば、鬱状態が悪化し、突然子どもに手をあげてしまうなど、自分でもセーブできないような感情の起伏になってしまうことです。
ご自身でも気づかないことが多いので、パートナーには余計わかってもらいづらく、歯がゆい気持ちを抱えたまま、関係性が不和になってしまう夫婦も多いといいます。
以下の症状が『3つ以上』当てはまり、健康診断で何も問題がない場合は、更年期を疑ってみるといいかもしれません。
☑ 月経が不順になりやすい
☑ 頭痛や身体の冷えを感じやすくなった
☑ のぼせたように体が火照る
☑ 肌荒れがひどい
☑ 便秘がちである
☑ 抜け毛が増えた
☑ 寝つきが悪い
☑ 食欲が出ない
☑ 不安感を感じやすくなった
☑ 性交渉に嫌悪を感じる又は、痛みがある
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更年期は女性だけのものではない?大切なパートナーとも症状を共有しよう!

女性のものだと考えられがちな更年期ですが、実は男性にも更年期障害があるのをご存じでしょうか。
男性の場合は、男性ホルモンである「テストステロン」が減少することで起こります。

多い年齢は、55歳~60代と言われ、男性側が年上である場合の歳の差夫婦の間で問題になることが多々あります。
しかし、男性はタンパク質の摂取や簡単な筋トレなどで分泌量が改善する場合もあるようですので女性よりは症状が軽くわからないことも。

そのため、男性にとっては更年期の辛さはあまり感じづらく、「なぜ妻はそんなにイライラするのだろう」「怒ったら子どもがかわいそうじゃないか」といった考えから、あまり配慮がない言葉をかけられることも多いといいます。

そういったときは夫婦だからとわかってもらえると思わずに、ホルモンのバランスは自分ではどうにもならないということを言葉にして伝えましょう。大切なパートナーならきっとわかってくれるはずです。
一番いけないのが何も言わずに過ごすことです。何も言わないと、夫婦間もギクシャクしてしまう恐れがあります。
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この記事のライター

伊織 伊織

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