乳頭から血が出た経緯
次女の出産が近づいていた妊娠後期。出産予定の病院で、「そろそろ乳頭マッサージを自宅でもおこないましょう」と言われたため、自宅でマッサージを開始しました。長女を出産してから約3年が経過していたため、久しぶりの乳頭マッサージでした。
マッサージをしていると、徐々に薄い母乳が出始めて安心しましたが、右の乳頭からは母乳に混じって血のようなものが分泌されました。血といっても真っ赤ではなく、茶色がかっており、しばらく乳頭マッサージを続けていると薄くなっていきました。
乳頭マッサージは毎日入浴後に行っていましたが、血のようなものは10日間ほど毎日出ていました。このときは、「久しぶりの乳頭マッサージをしたからだろう」と思っていたため深刻に考えておらず、のんきに「陣痛はまだかな?」などと考えていました。
マッサージをしていると、徐々に薄い母乳が出始めて安心しましたが、右の乳頭からは母乳に混じって血のようなものが分泌されました。血といっても真っ赤ではなく、茶色がかっており、しばらく乳頭マッサージを続けていると薄くなっていきました。
乳頭マッサージは毎日入浴後に行っていましたが、血のようなものは10日間ほど毎日出ていました。このときは、「久しぶりの乳頭マッサージをしたからだろう」と思っていたため深刻に考えておらず、のんきに「陣痛はまだかな?」などと考えていました。
次女を出産後、助産師さんに指摘されて…
ほどなくして次女を無事に出産した筆者。筆者が出産した病院では、入院中は毎日助産師さんによる授乳指導&母乳量のチェックがありました。出産した翌日から助産師さんが部屋に来てくれましたが、そこで初めて、「母乳に血が混ざってるのは、いつからですか?」と指摘を受けました。
「10日前くらい前から毎日出ている」と伝えると、難しい表情をしている助産師さん。すると、「乳頭から血液が出るのは、乳がんの可能性も考えられるので、検査したほうが良いかもしれない」とのこと。出産という大仕事をしてようやくホッとできたのもつかの間、「乳がん」という言葉に驚きを隠せず、地面に叩きつけられたような衝撃を覚えました。
授乳中でも乳がんの検査はできる?
乳がんの検査をしたほうが良いとはいえ、授乳中は乳腺が通常の状態よりも張るため、マンモグラフィよりエコー検査のほうが良いとのこと。また、100%正確に診断できるわけではないとのことでした。
それだとしても、「乳がんの可能性が否定できないのであれば、早く検査して然るべき治療を受けたい」と思ったため、すぐに検査の予約を入れてもらいました。幸い、乳腺外来もある総合病院での出産だったため、入院中にエコー検査の予約を取ってもらえました。
エコー検査を受けたのは、出産して4日目のこと。まだ出産によって体の節々が痛い上、次女を出産したところなのに、これから自分はどうなってしまうのだろうとネガティブになってしまい、人生で最も落ち込みました。そして、エコー検査の結果、特に異常は見つかりませんでした。
それだとしても、「乳がんの可能性が否定できないのであれば、早く検査して然るべき治療を受けたい」と思ったため、すぐに検査の予約を入れてもらいました。幸い、乳腺外来もある総合病院での出産だったため、入院中にエコー検査の予約を取ってもらえました。
エコー検査を受けたのは、出産して4日目のこと。まだ出産によって体の節々が痛い上、次女を出産したところなのに、これから自分はどうなってしまうのだろうとネガティブになってしまい、人生で最も落ち込みました。そして、エコー検査の結果、特に異常は見つかりませんでした。
今回の件で感じたこと
筆者は25歳のときに一度、乳腺外来を予約して乳がん検診に行った経験があります。しかし、逆に言えばそれ以来、何も検査に行っていませんでした。今回、幸いにも特に異常は見つかりませんでしたが、定期的に乳がん検診を受けていないと、もし仮に乳がんだと診断されたとき、「なぜ検診に行っていなかったのだろう」と強く後悔すると感じました。
乳がんは早くに発見して治療を行えば、良くなるケースも多いといわれています。「忙しいから」「まだ年齢的に大丈夫だろう」など思わず、今後は必ず乳がん検診に行こうと胸に誓っています。筆者の人生の中で1・2位を争うくらい、精神的にダメージを受けた一件でしたが、「検診に行きなさい」という、体からの忠告だったのではないかと感じています。
早期発見の生存率 | 認定NPO法人 J.POSH 日本乳がんピンクリボン運動
乳がんの早期発見の生存率についてのページ。認定NPO法人 J.POSHでは乳がんの早期発見・治療を目指し、ピンクリボン基金等の様々な活動、マンモグラフィー検査等の乳がんに関する情報発信をしています。