2024年9月20日 更新

長女が可愛くなくて苦しい…私が「上の子可愛くない症候群」を乗り越えた方法とは

次女を出産後、長女の赤ちゃん返りが始まり、筆者は長女を可愛く思えない時期がありました。そんな自分も嫌で、毎日が辛かったです。今回は「上の子可愛くない症候群」の乗り越え方を、体験談とともにご紹介します。

「上の子可愛くない症候群」とは?

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「上の子可愛くない症候群」とは、下の子が産まれて、それまで可愛く感じていた上の子のことを、可愛く思えなくなることをいいます。

多くの場合、上の子もまだ幼い未就学時期までに起こり、イヤイヤ期と重なることで親御さんの負担が大きくなるケースも少なくありません。これは、医学的な病気ではなく、多くの人が経験することから、症候群と名付けられています。

パパだって例外じゃない!「上の子可愛くない症候群」の原因は?

「上の子可愛くない症候群」は、決してママだけの悩みではありません。パパもまた、同じように上の子への愛情が変化したことに葛藤を感じるものです。今までのように可愛がりたいと思っていても、冷たくあしらったりイライラしてしまう自分に悩んでしまうパパも多いようです。

では、なぜママやパパは突然このような「上の子可愛くない症候群」に陥ってしまうのか、その原因を探っていきましょう。

下の子への対応に追われる中で、上の子が甘えたり反抗したりする姿が目立ってしまう

下の子との年齢差が2~3歳だった場合は、ちょうどイヤイヤ期真っ只中であることが多く、5~6歳の年齢差だと中間反抗期を迎えているなど、育児に特に手がかかる時期が重なってしまいます。

上の子にとっても、ママが下の子にばかり構っているように感じ、寂しさや嫉妬の気持ちから、さらに反抗的な態度を取ってしまうこともあるでしょう。

筆者も、次女を出産してしばらく経った頃、長女のことを素直に可愛いと思えなくなっていることに気が付きました。次女に授乳をするタイミングで、毎回わざとトイレに行きたいという長女に、イライラして冷たくしてしまうことも。そんな自分にも嫌気がさして、余計に気持ちがどんよりとすることも多かったです。

無垢な赤ちゃんとのギャップから、上の子が実際以上に大人びて見えてしまう

まだまだ小さいと思っていた上の子も、下の子と比べてみると、その大きさの違いに驚きませんか?まるで上の子が別人になったように感じることもあるでしょう。

小さな赤ちゃんを見ると、可愛らしい・愛らしいと思うのは人の自然な本能です。下の子と比べて上の子が以前のように可愛く見えなくなってしまうのは、この本能的な作用が影響しているのです。

「上の子可愛くない症候群」の治し方

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下の子が生まれて、上の子への愛情が薄れてしまった。あんなに愛していたのに嫌いになってしまった…そのように感じていませんか?それは決してあなただけの悩みではありません。二人目育児という新たなステージに直面し、同じような葛藤を抱えるママはたくさんいます。
かく言う筆者も3歳の長女に対して、以前のように愛おしいと感じられなくなってしまった母の一人です。そんな私が、「上の子可愛くない症候群」に対して実際に試してみて効果的だった上の子可愛くない症候群の治し方を7つご紹介します。

①上の子が小さかった時の写真・動画を見返す

上の子への愛情が感じられない時は、上の子が赤ちゃんだった頃の写真や動画を見返してみましょう。懐かしい思い出と共に、「上の子もまだまだ小さいんだな」と、改めて実感できるはずです。筆者も、次女が産まれたことで、長女に対して「お姉ちゃんになったんだから」と勝手に期待してしまっていたように感じます。

しかし、長女もまだ3歳。出来ないことのほうが多くて当たり前なのです。長女の3年間の成長記録を写真や動画で見返すことで、そうした気持ちを取り戻すことができ、長女に優しく接することができました。

②上の子と2人きりの時間を作る

上の子を可愛くないと感じていても、二人きりで過ごす時間を持つことはとても大切だと考えています。ママを独占できる特別な時間だからこそ、上の子も普段よりも良い子になることが多く、親子で楽しく過ごせる可能性が高いからです。

筆者も、休日に次女を夫に任せて、長女と2人で散歩や買い物に行くようにしていました。次女が産まれて以降、ワガママが増えていた長女でも、筆者と2人きりの状態だと以前のように素直に過ごしてくれました。出かけることで、ママ自身も気晴らしになるので、おすすめの方法です。

③ママがリラックスできる時間をもつ

筆者もそうでしたが、気持ちに余裕がないため、上の子に対してイライラしたり冷たい態度をとってしまっていました。寝不足が続いたり、体がしんどい時は、気持ちにも余裕がなくなってしまうかと思います。そのため、夫や祖父母、民間や行政のサービス・制度を使って、ママが休める時間をとることが大切です。

筆者も、夫の帰りが早い日は寝かしつけを頼んで1人でゆっくり過ごさせてもらったり、一時保育に長女を預けて、次女とお昼寝をする日をもつようにしていました。昼寝をするとその分家事は捗りませんが、すっきりできて気持ちに余裕が生まれるため、むしろその後はいつもより効率よく家事ができたように感じました。

④自分を責めない/信頼できる人に相談する

上の子を可愛く思えないと、ママ失格であるような気がして、筆者もよく自己嫌悪に陥っていました。しかし、案外同じように悩んでいる人は多いものです。筆者も、信頼できる友人に相談したところ、彼女もまた同じように悩んだ経験があることを知りました。

「自分だけじゃないんだ」と思えますし、自分の胸の内を誰かに話すだけでもスッキリすることができます。夫や実母、実父、きょうだいなどに話してみるのも良いですね。また、実際に誰かに相談するのが難しい場合には、SNSやブログなどを利用するのも一つの方法かと思います。

自分を責めて気持ちが落ち込むと、物事を前向きに捉えることができず、上の子にも優しく向き合えなくなります。自分を責めずに、「こんなこともある」と思って過ごしてみてくださいね。

⑤「期間限定」でワガママを許す

これは、幼稚園の先生をしている親戚からもらったアドバイスです。 幼稚園でも、子どもが園生活に慣れるまでは、ある程度の「出来ないこと」や「ワガママ」は許容するのだそう(※ただし、園によって対応は異なる場合があります)。

大人でも環境の変化をストレスに感じるものですから、子どもにとって兄弟が増えるという環境の変化は、想像以上に大きなストレスとなるでしょう。 いつまでもグズグズ言われるとイライラしてしまうこともありますが、「◯月までは、ワガママを許そう」と期間を意識することで、気持ちが楽になることもあります。

⑥パパとママが一緒になって愛を伝える

お子さんの心が不安で乱れている時は、両親からのたっぷりの愛情が大切です。我が家では、ママだけでなくパパからも 「パパは〇〇ちゃんの味方だよ」「〇〇ちゃんは、パパとママの宝物だよ」 と毎日伝えてもらうようにしています。

これまで寝かしつけは私の担当でしたが、 パパも一緒に参加 することで、長女が愛情を感じ、安心して眠りにつけるようになりました。その結果、長女だけでなく私たち夫婦の心の安定にも繋がっていると思います。

⑦子どもと離れてみる

さまざまな対処法を試してみても、毎日のことなので、対応する親の方も疲れてしまいます。 そんなとき、筆者は無理せず「長女と離れる」という方法を実践しています。何故なら、イライラした状態で長女に接するよりも、離れたほうが親子にとっても良いと思うからです。

具体的には、筆者が限界を感じたときは、夫に長女を任せて自室で音楽を聞いたり、20分ほど外を散歩したりしていました。 少しの時間でも長女と離れることで、気持ちがリフレッシュし、スッキリとした気持ちで長女と向き合うことができています。
長女と離れる時間は、決して「長女を放っておく」ことではなく、むしろ親子にとって必要な「心と身体の休憩時間」なのだと前向きに考えています。
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この記事のライター

nao nao

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