2022年10月28日 更新

子どもの癇癪とどう向き合う?ママも悩む、いきなり起こる子どもの癇癪について

子どもを持つ親なら一度は悩んだことのある、子どもの癇癪。「あれ、さっきまで機嫌がよかったのになんで?」と子育て中に途方に暮れることもあるのではないでしょうか。本日は、子どもに起こる癇癪についてまとめていきます。

子どもの癇癪、どうして起こるの?

子どもの癇癪が起きやすい時期は、第一次反抗期と言われる1歳半~2歳前後頃と言われています。しかし、癇癪の差は子どもそれぞれで、激しい癇癪を起こす子もいれば、性格的に大人しい子もいるので一概に癇癪といっても一括りにはできません。
例えば、怒ると、泣きわめいたり、自分の頭を壁や床に打ちつけて抵抗したり、人に噛みついたり、物を投げて暴力的になるなど、癇癪の差にも子どもの特性があります。
普段のかわいい天使のような子どもが豹変してしまうので、子育て中のママにとっては精神的に辛い瞬間も多々あるでしょう。

また、子供の激しい癇癪に悩まされる親の中には、その対応にヘトヘトになるだけでなく、発達に問題があるのではないかと心配をしたり、「キレやすい」原因は愛情不足だから?と自分の子育てに自信をなくし、自分を責めてしまう方も少なくありません。

子供が癇癪を起こすときは、その行動の裏にメッセージが隠れていて、言葉で表現できない感情を表しているのです。

そこで、そんな癇癪が起こった場合はどのように接してあげるのが正解なのでしょうか。

癇癪が起こってしまったら、やってはいけないNG行動!

まずは、子どもが癇癪を起しているときにやってはいけないNG行動を見ていきましょう!

➀叱って手を上げてしまう
親からすると、癇癪が起こった際に叱りたくなるものですが、叱って手を上げたりすると、静まるどころか余計にひどくなる可能性があります。また、親が怒ると子どもには鏡のように気持ちが反映してしまいますので、「もう嫌だ!」と思っても大声を荒げて叱るのは子どもの癇癪を悪化させるだけだと覚えておきましょう。

➁ご褒美で気持ちを収めようとすること
何かを買ってあげるといえば、子どもの機嫌も直りやすいので、つい取りがちな方法ですが、これは親が思い通りになると子どもに誤解させてしまうだけです。
ただし、お菓子など心を落ち着かせるためにアイテムを使うことは決して悪いことではありません。「ニコニコ笑顔だからジュース飲もうか?」など、子どもにとっても泣いては損だという意識を植え付けるのは大切になります。

③質問攻めにしない
子どもの気持ちを知りたいからといって、質問攻めにすると子供は混乱をしてしまい、癇癪を長引かせる場合もあるため注意しましょう。
ついつい、子どもが不機嫌な理由を親たちは探したくなるものです。しかし、言葉は時に刃ともなってしまう可能性もあるので、気を付けるようにしてください。

④放置する
ついどうしようもないからといって放置してしまいたくなるかもしれませんが、子供の癇癪をそのまま放っておくことは、「ママはわたし(ぼく)の行動をこれでいいと思っている」というメッセージになる恐れがあります。
なので、暴れてしまっている場合はそっとしておくのも必要ですが、なるべくならば目をかけてあげるようにしましょう。効果的なのはアロマなどお子さんも部屋で楽しめるリラックスな香りを一緒に嗅ぐことです。五感を刺激することで目の前から気を逸らすこともできるでしょう。

癇癪が起きたら、こうやってまずは行動しよう!

では、一体どのように接するのがいいのでしょうか。

➀共感してあげる
言葉で共感してあげながらスキンシップを図る。「~が嫌だったんだね!分かる、分かる」と抱き締めて落ち着くのを待つのも愛情が伝わる方法として◎

➁選択肢を与えてあげる
例えば、「お散歩いく?」や「おやつ食べる?」など、癇癪を起していることから目を逸らせる選択肢を与えてあげるとよいでしょう。子どもは自分でも選択できる自由があると思えることは、成長過程にとってとても必要なことです。

③気持ちを伝える
癇癪を起されると親の方が参ってしまうもの。そこで「ママも辛いから泣かないで」など優しく気持ちを伝えるようにしましょう。
気持ちを伝えながら手を握ったり、抱きしめてあげるようにすると、愛情が伝わりますし、親も子どもの温かみで落ち着くことができるのでおすすめです。

④誰かと一緒にいる
子どもと二人きりで癇癪を起されるとイライラしてしまい、つい当たってしまうことも。そこでママ友やその子どもと遊びに出かけるなどの工夫もよいでしょう。子どもも他者の目があることで癇癪を起しづらくなるのです。これは社会性が人間の子どもには元々本能として備わっているからだといわれています。
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この記事のライター

伊織 伊織

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