お子さんは身の回りのこと、自分でできますか?
可愛いわが子のお世話は、いつまでもしてあげたいと思ってしまうママも多いのではないでしょうか。しかし、「自分でできること」を増やしていくことは、子どもが自立するための大切な一歩です。
着替え、歯磨き、お風呂など、自分の身の回りのことを自分でできるようになるには、一体何歳くらいが目安なのでしょうか?
この記事では、着替えやお風呂など、身の回りのことを自分でするようになるための年齢の目安と、親がどのようにサポートできるかについて解説します。
着替え、歯磨き、お風呂など、自分の身の回りのことを自分でできるようになるには、一体何歳くらいが目安なのでしょうか?
この記事では、着替えやお風呂など、身の回りのことを自分でするようになるための年齢の目安と、親がどのようにサポートできるかについて解説します。
小学4年生の先生に言われた一言
筆者の子どもが4年生の時に、懇談会で先生に言われたことです。
「来年は宿泊行事があります。持ち物を心配される親御さんが多いのですが、それよりもまずは、身の回りのことを自分でできるようにしておいてください」
・お風呂で自分で頭や体を洗えない
・髪を一人で乾かせない
・歯磨きができない
・お母さんがいないと夜に眠れない
先生によると、小学5年生でも意外にこういったお子さんは多いのだそうです。宿泊行事では先生方も手が足りず、大変困るとのことでした。
「来年は宿泊行事があります。持ち物を心配される親御さんが多いのですが、それよりもまずは、身の回りのことを自分でできるようにしておいてください」
・お風呂で自分で頭や体を洗えない
・髪を一人で乾かせない
・歯磨きができない
・お母さんがいないと夜に眠れない
先生によると、小学5年生でも意外にこういったお子さんは多いのだそうです。宿泊行事では先生方も手が足りず、大変困るとのことでした。
身の回りのことは、自然にできるようにはならない
実際に筆者の周りでも、子どもが6年生、中学生になっても、一緒にお風呂に入って頭や体を洗い、一緒に寝ているというママも意外なほど多く、驚いたことが何度もありました。
親御さん曰く「大きくなったら自然にできるようになるから、今はやってあげるの。」という方が多いのですが、これは本当なのでしょうか?
人間は、経験したことのないことは、いつまで経ってもできません。なんとなく当たり前のようにやってきたこと、当たり前のように知っていると思ってきたこと。それは決して、自然と一人で身に付けたものではありません。周りの大人が丁寧に教えてくれていたからこそ身についたものです。
例えば、歯磨きや食事のマナー、挨拶の仕方など、一般常識と呼ばれるものは、親が一つ一つ教えていくことで初めて身に付きます。着替え、歯磨き、お風呂などの一般常識であっても、親がひとつひとつ子どもに教えていかないと、勝手にできるようにはならないのです。
親御さん曰く「大きくなったら自然にできるようになるから、今はやってあげるの。」という方が多いのですが、これは本当なのでしょうか?
人間は、経験したことのないことは、いつまで経ってもできません。なんとなく当たり前のようにやってきたこと、当たり前のように知っていると思ってきたこと。それは決して、自然と一人で身に付けたものではありません。周りの大人が丁寧に教えてくれていたからこそ身についたものです。
例えば、歯磨きや食事のマナー、挨拶の仕方など、一般常識と呼ばれるものは、親が一つ一つ教えていくことで初めて身に付きます。着替え、歯磨き、お風呂などの一般常識であっても、親がひとつひとつ子どもに教えていかないと、勝手にできるようにはならないのです。
身の回りのことを、自分1人でできるようになる時期の目安は?
お風呂、歯磨きなどの身支度は、小学校までに自立できるよう練習するのが理想
子どもの成長や発達具合によって個人差はありますが、一般的には、小学校入学頃までには一人で安全に入浴できるよう自立を目指すのが望ましいとされています。
一人でお風呂に入り、頭を乾かして着替えまで自立できるようになる目安は、「4~5歳頃」といえます。しかし、これはあくまでも目安ですので、焦らず子どものペースに合わせて練習することが大切です。
一人でお風呂に入り、頭を乾かして着替えまで自立できるようになる目安は、「4~5歳頃」といえます。しかし、これはあくまでも目安ですので、焦らず子どものペースに合わせて練習することが大切です。
一人お風呂の練習方法
着替えやお風呂に入る練習は、小学校入学前にできているようになるのがひとつの目安です。具体的には、以下のポイントを意識して練習してみましょう。
ポイント①安全を第一に、基本的なルールを教える
・お湯を出しっぱなしにしない
・湯舟に潜ってはいけない
・湯舟の縁やフタに座らない
・滑らないように注意する
など、お風呂で守るべき基本的なルールをしっかりと教えてあげましょう。
ポイント②段階的に練習を進める
基本的なルールを守れるようになったら、シャンプーの泡立て方、ボディソープの使い方、すすぎ残さない洗い流し方など、具体的な動作を一つずつ教えていきます。最初は、親が浴室の外から声をかけながらサポートしましょう。慣れてきたら、徐々に親のサポートを減らしていきます。
ポイント③夏場にシャワーから始めるのがおすすめ
最初の練習は、浴槽ではなくシャワーから始めるのがおすすめです。これは、湯舟に浸かるよりも事故のリスクが低いためです。浴室の扉を開けて、親が様子を見守りながらサポートすると安心です。
ポイント①安全を第一に、基本的なルールを教える
・お湯を出しっぱなしにしない
・湯舟に潜ってはいけない
・湯舟の縁やフタに座らない
・滑らないように注意する
など、お風呂で守るべき基本的なルールをしっかりと教えてあげましょう。
ポイント②段階的に練習を進める
基本的なルールを守れるようになったら、シャンプーの泡立て方、ボディソープの使い方、すすぎ残さない洗い流し方など、具体的な動作を一つずつ教えていきます。最初は、親が浴室の外から声をかけながらサポートしましょう。慣れてきたら、徐々に親のサポートを減らしていきます。
ポイント③夏場にシャワーから始めるのがおすすめ
最初の練習は、浴槽ではなくシャワーから始めるのがおすすめです。これは、湯舟に浸かるよりも事故のリスクが低いためです。浴室の扉を開けて、親が様子を見守りながらサポートすると安心です。
重要なのは「成功体験」の積み重ね
最初は入浴時間を決めずに、子どもが入りたいと言えば日中の明るい時間でも、ママの手が空いて見守れる時間ならいつでもお風呂に入れてあげましょう。
ただ、親御さんは以下のポイントを意識して、お子さんのお風呂デビューを成功させましょう。
・親御さんは服を着て浴室の外から見守る
・手は出さず、アドバイスだけにする
あくまで「自分だけでお風呂に入れた」ということにします。なぜなら、1人でもできたという成功体験は、子どもの自信につながります。これができたからあれもできるかも!と良い連鎖になるといいですよね。
一人お風呂ができるようになったら、長い髪の子は、自分でドライヤーを使えるようにしましょう。朝自分で髪を整える、簡単に結ぶなどもできると、親御さんの体調が悪いときなどにもとても助かります。
ただし、歯磨きの仕上げ磨きだけは、嫌がらないのであれば、永久歯が生えそろう10~12歳ごろまで続けたほうがいいでしょう。
以前歯医者さんに相談したところ、「子どもが嫌がらなければ何歳まででもいいですよ。多分子ども自身がもういいよって言ってきますから」とのことでした。
このアドバイス通り、我が家では小学校3年生まで仕上げをしていましたが、中学生になった現在も虫歯はゼロです。
ただ、親御さんは以下のポイントを意識して、お子さんのお風呂デビューを成功させましょう。
・親御さんは服を着て浴室の外から見守る
・手は出さず、アドバイスだけにする
あくまで「自分だけでお風呂に入れた」ということにします。なぜなら、1人でもできたという成功体験は、子どもの自信につながります。これができたからあれもできるかも!と良い連鎖になるといいですよね。
一人お風呂ができるようになったら、長い髪の子は、自分でドライヤーを使えるようにしましょう。朝自分で髪を整える、簡単に結ぶなどもできると、親御さんの体調が悪いときなどにもとても助かります。
ただし、歯磨きの仕上げ磨きだけは、嫌がらないのであれば、永久歯が生えそろう10~12歳ごろまで続けたほうがいいでしょう。
以前歯医者さんに相談したところ、「子どもが嫌がらなければ何歳まででもいいですよ。多分子ども自身がもういいよって言ってきますから」とのことでした。
このアドバイス通り、我が家では小学校3年生まで仕上げをしていましたが、中学生になった現在も虫歯はゼロです。