2019年9月19日 更新

自閉症をもっと知ろう!

『自閉症』という言葉を耳にすることはあっても、実際どの様な障害であるかはまだまだ知られていません。自閉症の特徴や症状を筆者の娘(自閉症)の例と共にご紹介したいと思います。

お子さんが自閉スペクトラム症と診断され、ショックを受ける親御さんは多いかと思います。

『これからどう育てていけばいいんだろう』
『この子の将来、どうなってしまうんだろう』
『家族(親戚)や学校などに、理解してもらえるんだろうか』
『私たち親が死んでしまった後、この子はどうなるんだろう』

…などなど、親として不安に思うことは沢山。自閉スペクトラム症は、『一生涯付き合っていく障害』ではありますが、周りの認知・サポート・療育によって、その症状を軽くすることは可能です。

自閉スペクトラム症の子供のサポートとして『療育(治療教育)』が大きく挙げられます。療育では、その子の特性などに合わせて、得意とする分野をより伸ばし、苦手とする部分を少しずつ上手く対処できるようにしていき、社会生活の中で必要なスキルを身に付けていく助けをしてくれます。

ある程度大きくなると、自閉スペクトラム症の子供は、その特性があることによって、家庭内や学校で叱られたり、いじめにあってしまったりすることが多く、その様な状況下で受けるストレスから、身体の不調・不安障害・不登校・暴力や自傷行為などに発展してしまう可能性があり、これらの二次障害を防ぐためにも、できるだけ早い段階で周囲が理解し、必要なサポートを受けることが大切になってきます。

気になるサインを見つけたら

育児書やネットで、子供の発達具合をチェックする。周りにいる同じ年齢のお子さんと、自分の子を比べる…など、どのお母さんも一度はやったことがあるのではないでしょうか。

ですが、発達の目安はあくまで『目安』で、平均ということです。
『まだ歩かない…』『もう言葉を話してもいいはずなのに、まだ話さない…』など、この年齢だから『絶対』にこうあるべきというものではありません。

ですが、お子さんが成長する過程で『あれ?』っと思うような行動に気付いたら、1人で悩まずにお住まいの自治体の発達相談窓口・保健センターや子育て支援センター・かかりつけの病院などにまずは相談してみましょう!

まとめ

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いかがでしたか?自閉スペクトラム症のことを少し理解して頂けたでしょうか?

最近の調査では、子供の約20人~50人に1人が自閉スペクトラム症と診断されると言われており、自分のお子さんがそうでなくても、実は身近にいるお友達が自閉スペクトラム症ということがあるかもしれません。もし、身近に自閉スペクトラム症のお子さんがいらっしゃる方は、どうか温かくそのお子さんと家族を見守ってあげて下さい。

そして、実際に自閉スペクトラム症のお子さんをお持ちの方。どれだけ前を向いて進んで行こうと思っていても、時に不安に駆られ悩む日々もあると思います。常に前向きでいることに疲れてしまったら、それはそれでOK!心の息抜きをして、また子供と向き合えれば…と、私自身、自閉スペクトラム症の子供を持った今、そう強く思っています。
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この記事のライター

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