2020年12月29日 更新

ママのうっかりは子どもの自立を育てる!考える力と問題解決力を育てよう

「ママだから、しっかりしなくちゃ…!」と思っていませんか?ママのうっかりが子どもをしっかり者にする可能性があるんです!子どもの考える力と問題解決力を育てるポイントをご紹介します。

毎日頑張っているママ。最近では育児に協力的なパパも増えてきてはいますが、まだまだママたちが子どもの送り迎えや持ち物をチェックして送り届けてと…忙しい現実は変わりません。なんでも完璧にこなそうとすると、ママも苦しくなりますよね。

そこで今回は、日本キッズコーチング協会講師で3人の子育て真っ最中のママである筆者が、毎日頑張るママへ、子どもの忘れ物への捉え方とコーチングの方法をご紹介します。

子どもの忘れ物はママの責任なの?必要としているのは誰なのか考えよう

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子どもの園生活や学校生活が始まると、特別な行事や日々の生活で準備するべき物がたくさんあります。最初は子どもも慣れないので、自分一人でやることは難しいこともありますよね。毎日子育てに家事に仕事に忙しいママの中には、うっかり子どもの持ち物を用意するのを忘れてしまう人もいるでしょう。

でも、園や学校で忘れた物を必要とするのはママではありません。子ども自身に準備する物を意識させることが大切です。自分のことに責任を持てるようになります。ママがうっかりした時こそ、子どもが自分で意識し始め、成長させるチャンスです。

自分でルールを考えられる力は4歳から育つ。忘れ物をしないために考える機会を与えよう

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4歳頃から「予測脳」というものが育ちます。予測脳とは、過去の体験や経験から目標を設定し実行しようとする力です。

4歳の女の子・Rちゃんのエピソードをひとつご紹介します。

Rちゃんは忘れ物姫。そしてRちゃんのママもうっかり女王。入園当初は二人で忘れ物常習犯でした。園では、毎日手を拭くタオルを持っていかねばなりません。ママもうっかり、Rちゃんもうっかりでタオルを忘れてしまうことが多くありました。

入園して半年後、Rちゃんがこう宣言!「明日タオルを忘れないように家に帰ったらカバンにすぐ入れるから!」。以前にママに教えてもらったことを思い出して、Rちゃんは自分でお約束を考え、実行できるようになりました。

子どもは自分で決めたルールは守ろうとする。忘れ物姫が努力姫になれる!

子どもは自分の力で考えながら準備をし始めると、忘れ物がだんだん減ります。ルールを考えて実行し、成功すれば自信にもなっていきます。忘れ物をして困った場合、解決法をママと一緒に考えたり、自分で考えて試してみることも大切な経験になります。

子どもは成功と失敗を繰り返しながら成長します。継続しようとすることで努力が身につきます。

ママのうっかりは、子どもをしっかり者にする促進剤です。Rちゃんは「ママが忘れていたら、教えてあげるね」と言ったそうです。

子どもが忘れ物をした時こそチャンス到来!考える力と問題解決力を育てよう

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子どもの成長には、たくさんの体験や経験が必要です。その過程で失敗することも多くあるでしょう。

日常生活の中で起こりやすいことのひとつに、忘れ物があります。忘れ物をさせないように、子どもが園や学校で困らない様にと細かくチェックしているママはいませんか?

ママがチェックし続けていたら、いつまでも自分でやろうとする力は育たないかもしれません。子どもが忘れ物をして困らない様に準備するのが良いママなのでしょうか?

大切なのは【子ども自身が忘れ物をしないように考えること】です。初めから、忘れ物ゼロにはならないと思います。しかし、失敗を繰り返した数だけ考える力と問題解決力が育ちます。ママは「どうしたらいいと思う?」と子どもが考えるきっかけを作るだけで十分です。

子どもに忘れ物をさせないこと、それを失敗と捉えすにチャンスとして生かす生活を新学期から初めてみませんか?
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ヒマワリちかちゃん ヒマワリちかちゃん

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