2023年11月21日 更新

加湿器は赤ちゃんに危険!?安全に使うために注意すべき5つのポイント

加湿器は冬の必需品だけど、子どもがいる家庭では要注意!実は気を付けないと子どもにとって凄く危険なアイテムなのです。

肌寒い季節がやってきて、お肌や喉の乾燥が気になりますよね。ママの乾燥対策としてはもちろんのこと、赤ちゃんの乾燥対策としても加湿器を使いたいと思っている方が多いでしょう。
でも、ちょっと待ってください!あなたが使っている加湿器、もしかしたら赤ちゃんにとって危険かもしれません!
今回は、赤ちゃんと一緒に暮らす家庭で加湿器を使うときに注意すべき5つのポイントをお伝えします。
 (365506)

加湿器は大きく分けて4種類

◆超音波式
超音波振動で水を細かく砕いてミスト状にして加湿します。加湿力が高いものの、水が蒸発する際に発生する水蒸気が、カビ菌や雑菌の繁殖につながる可能性があるため、常に清潔を保つことが大切です。

◆スチーム式
水を加熱し、発生させた蒸気で加湿します。加湿力が高いだけでなく、カビや雑菌の繁殖を抑えられるのが特徴です。ただし、消費電力が大きいため、電気代が気になる方には不向き。

◆気化式
フィルターに水を染み込ませて、風を当てて気化させて加湿します。加湿力は他の加湿器に比べて劣りますが、消費電力が少なく、静音性が高いというメリットがあります。

◆ハイブリッド式
超音波式とスチーム式、気化式を組み合わせた方式です。加湿力、消費電力、衛生面のバランスが取れている、いいとこどりの加湿器ですが、価格が高いのがネックです。

赤ちゃんがいる家庭で加湿器を使うときに気をつけたい5つのポイント

1. 感染症の拡散リスクに注意!加湿器を不潔にするのは絶対にNG

加湿器の水槽やフィルターは湿った環境であり、微生物の繁殖場となり得ます。これにより、細菌やカビ、真菌が繁殖し、空気中に放出される可能性があります。

乳幼児は感染症に対する免疫力が未熟であるため、これらの微生物による感染リスクが高まります。特に、加湿器が適切に清潔に保たれていない場合、アレルギー性の肺炎である「加湿器肺炎」を引き起こすリスクも。

そのため、加湿器はの水は毎日交換したり、定期的に重曹やクエン酸で洗浄したりするなどして清潔に保つ必要があります。もしくは、自動洗浄機能を持った加湿器を使用しましょう!

~加湿器を清潔に保つポイント~
・蒸気の吹き出し口や水が触れる部分は、清潔に保つ。
・タンクの水は毎日交換する。
・フィルターがあるタイプの加湿器は、2週間~月に1回程度、フィルターの清掃をする。
・汚れがひどい場合は、クエン酸水(水1リットルに対してクエン酸小さじ1杯)につけ置きして洗浄する。

2.スチーム式加湿器を使う場合は、水蒸気によるやけどに注意!

スチーム式加湿器は、水を加熱して蒸気でお部屋を加湿します。カビや雑菌の繁殖を抑えられることや加湿力が高いことで人気のタイプですが、高温の水を水蒸気に変えるからこそ、乳幼児が触れるとやけどをする危険性があります。

赤ちゃんや幼児は好奇心旺盛で、加湿器の水槽や蒸気に手を伸ばそうとすることがあります。そのため、水蒸気が肌に触れないように、加湿器を高い場所に設置するなどして、幼児が触れられないようにする必要があります。

3.赤ちゃんの感電対策はできていますか?

スチーム式や超音波式など、気化式以外の加湿器は電気を使用して動作します。そのため、電源コードや加湿器自体に傷みや欠陥がある場合は、感電する危険性があります。電源コードに断線や亀裂がないか、加湿器本体に破損や変形がないかを定期的に確認しましょう。

特に赤ちゃんや幼児は、コンセントやコードに興味を持つことがあります。本体から簡単に取り外せるタイプの電源コードは、子どもが抜いて舐めて感電するという事故が実際に起きています。このような危険な事故を防ぐためにも、抜きやすいコードの加湿器は、子どもの手が絶対に届かないところに置くようにしましょう!
 (363813)

27 件

この記事のライター

天野芽衣子 天野芽衣子

この記事のキーワード

元気ママが気に入ったら
「いいね!」をしよう♡

カテゴリー一覧