2022年2月6日 更新

我が子と心が通う“I(アイ)メッセージ”ってどんなもの?

“I(アイ)メッセージ”をご存知ですか?今、保育や教育の現場でも効果的な伝え方として注目されています。筆者も繊細な我が子に対して実践中です。Iメッセージで、お子さんと今よりもっと心を通わせまてみませんか?

繊細な我が子の育児に大苦戦…!

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とにかく繊細な我が子。赤ちゃんの頃から何かと難しい子でしたが、3歳頃になると難しさに拍車がかかってきました。

・自分の意思が通らないと癇癪
・おもちゃ遊びで突然癇癪
・納得できないと癇癪
この頃は、挙げ始めたらキリがないくらい、癇癪要素がありました。職業柄、子どもと関わることは得意だと思っていたのに、育児は大苦戦…。我が子は繊細で気難しいので、「〜ねばならない」思考が強いのだと思います。「〜ねばならない」が達成できないと癇癪につながってしまうようでした。
我が子の気持ちもわかりますが、日々繰り返される癇癪に筆者も疲弊していました。この頃、フルタイム共働きだったこともあり、精神的な余裕は皆無です。本当に反省すべき点ですが、仕事でのイライラ、家庭との両立に対するモヤモヤで、毎日我が子に対してきつく接してしまっていたのも事実です。
頭ではわかっているんです。大きな声で頭ごなしに言っても、我が子に伝わるのは「恐怖だけ」だということも。さらに我が子のように繊細なタイプだと、「大きな声で叱られた」→「お母さんの機嫌が悪いのは、僕のせい。僕はダメな子」→「自己肯定感どんどん下がる」の負の思考に陥ってしまいます。
「これではダメだ!息子への伝え方や関わり方を変えないと、家族が壊れてしまう…。どんな伝え方が良いんだろう?」こう考え始めた頃、“I(アイ)メッセージ”を知りました。このIメッセージが、私たち家族の関係を良い方向に導いてくれたと言っても過言ではありません。

“I(アイ)メッセージ”とは?

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Iメッセージとは、「主語を“私”にして伝えるメッセージ」のことを言います。普段、相手に言っている言葉をIメッセージにするだけで、批判的な伝え方ではなくなるんです。
例えば、散らかった部屋を片付けてほしい場面。普段の筆者の伝え方だと、「こんなに散らかして!早く片付けなさい!」となってしまいます。批判的で指示的な印象を受けますよね。一方、Iメッセージだと、「お母さんは、片付けてくれると助かるな。」「お母さんは、片付けてくれると嬉しいな。」のようになります。柔らかい印象になりませんか?
伝え方一つでこんなにも印象が違うなんて…!と、当時の筆者は目から鱗でした。この伝え方なら、繊細な我が子にもスーッと入っていくような気がしたので、早速実践してみることにしました。

Iメッセージで親子ともに変わった!

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実践し始めたときも、まだフルタイム共働きでゆとりはありませんでしたが、「大きな声では言わない」「Iメッセージで伝える」このことを意識するだけで、我が子への伝え方に自然と変化が表れました。

これまで「お母さん、もうすぐ出発するよ!早く着替えなさい!」だったのが、「お母さん、もうすぐ出発するから、早く着替えてくれると助かるな。」「お母さん、もうすぐ出発するから、時計の長い針が3までに着替えてくれると嬉しいな。」に変化。

また、おもちゃ遊びで怒ってしまったときも、これまでは「せっかく買ったのに、怒って遊ばないでよ!」だったのが、「せっかく買ったのに、そんなふうに怒って遊ぶのは、お母さん悲しいな。」に変化しました。我が子が気持ちに答えてくれたときは、「お母さん、嬉しいよ。ありがとう。」もしっかり添えて。

筆者がIメッセージを使うことで、我が子にも変化が…!年齢的なものもあると思いますが、とにかく癇癪が格段に減りました。これまでは筆者の言葉かけを発端に癇癪がひどくなることも多かったのですが、それが激減したんです。癇癪が減ると筆者も心にゆとりができるので、イライラがぐっと減りました。

Iメッセージをきっかけに、辛かった繊細くん育児に希望の光が見え始めました。
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この記事のライター

みかん・元特別支援学校の先生ママ みかん・元特別支援学校の先生ママ

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