妊娠中は赤ちゃんへ栄養を送ったり、産後の授乳に備えたりするため、ママのからだには脂肪がつきやすくなっています。さらに黄体ホルモンが栄養を確保しようとして食欲が増すので妊娠前よりも食べ過ぎる傾向にあり、気をつけないとあっという間に体重が増えてしまいます。そこで今回は、妊娠中の体重管理と食事のポイントをまとめました。
① 規則正しい食事をする
健康なからだのための食事の基本は、1日3回、生体リズムに合った時間にとることです。朝食抜きや夜遅い食事はからだに負担がかかります。バランスよく、ごはん類・肉と魚・野菜・果物などいろいろな食品を食べましょう。
② 体重をこまめにチェックする
1週間に500g以上、1か月で2kg以上体重が増えると、妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病を発症する可能性が高まります。朝や寝る前など決まった時間に体重計に乗ることを習慣づけましょう。毎日こまめにチェックすることで体重の増加に気づくのも早くなり、もとに戻すのもラクです。
③ 塩分を控えた食事をとる
味の濃い料理は塩分も多く、ごはんも食べ過ぎてしまいがちです。塩分をとりすぎるとむくみや高血圧の原因にもなるので、塩分は控えめに。妊娠中の塩分摂取量は1日7~10gが目安です。
④ 適度にからだを動かす
妊娠中は激しい運動は無理ですが、息が上がらない程度の軽い運動ならば問題ありません。適度にからだを動かしましょう。家事はもちろん、ウォーキングやストレッチ、マタニティエクササイズもおすすめです。