2023年10月19日 更新

母乳トラブルに効く『桶谷式マッサージ』とは?費用やメリット、体験談を紹介

母乳の悩みを抱えるている方も多いのではないでしょうか。「桶谷式マッサージ」って実際どうなの?と知りたいママ必見です。3人の子どもを母乳で育てた私が感じた母乳育児のメリットとデメリットもお伝えします。

「桶谷式マッサージ」とは

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「桶谷式マッサージ」は、母乳育児における乳房トラブルの予防や改善に効果的なマッサージ法です。桶谷そとみさんが考案したマッサージ法で、正式には「桶谷式乳房管理法」と言います。

桶谷さんは、第二次世界大戦の中に母乳が足りないことが原因で命を落としていく赤ちゃんを目の当たりにし、その辛い経験から独自のマッサージ法を確立してこられました。

この「桶谷式マッサージ」を行うには、『桶谷式乳房管理士』の資格が必要です。

①助産師の国家資格
②桶谷式乳房管理法研修センターで1年間の研修を修了
③桶谷式母乳育児推進協会の認定


この3つを持っていないと施術ができません。
「桶谷式マッサージ」は、国家資格を持った助産師によって施術されるため安心感があります。そして何よりも、「桶谷式マッサージ」を受けると母乳の出が良くなり、赤ちゃんがたくさん飲んでくれることを実感できるかもしれません。

3人の子を育てたママの「桶谷式マッサージ」の効果と体験談

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私が「桶谷式マッサージ」に通うようになったのは、私を母乳で育ててくれた母の影響です。
母も母乳育児で悩んでいたことがあるようで、「母乳がよく出るようになった」「乳腺炎になった時は治してくれた」と、近所の「桶谷式マッサージ」にお世話になった話を聞いたのです。

私が出産し「桶谷式マッサージ」の相談室に通うようになるのですが、初めはどんなところかも分からないし、「胸を見せないといけない」というのに抵抗がありました。
しかし、行ってみると予約制で他の人はいないし、先生は女性で優しい方!男性はパパでも入ることはできず、とても安心できる空間です。

まずベットに横になり上半身は全て脱ぎます。仰向けに寝たら、持参したタオル3枚を先生に渡し施術開始です。2枚のタオルで胸を隠してくれ、もう1枚はマッサージ時に出る母乳を拭き取るのに使用します。

先生の横には、温かいお湯が準備されており、おっぱいを蒸しタオルで温めながら施術してくれます。温めると母乳も出やすくなるそうで、とても気持ちがいいです。
施術の時間は基本30分ほどですが、母乳のトラブルがある時は1時間ほどかかります。

赤ちゃんはママの横に寝かせてあげてもいいですし、お婆ちゃんなど女性の付き添いも可能でしたので、私は母に付き添ってもらっていました。
施術終了後は、育児相談や次回の予約を取って帰ります。

私は食べ物が影響して乳腺炎になりやすい体質でしたので1ヶ月に1回、乳腺炎などのトラブル時は、その時の症状に合わせて3日に1回や1週間に1回のペースで通いました。
「桶谷式マッサージ」のおかげで、母乳はどんどん出るようになり質も良くなりましたが、時々、暴飲暴食をするとまた乳腺炎に...。分かっていても、日頃我慢している分、食べたくなります。

でも、「私には桶谷式マッサージの先生がついてるから大丈夫!」とすっかり頼り切り、こんな事を繰り返しながら、断乳までの1年間お世話になったのでした。

「桶谷式マッサージ」を受けたメリット・デメリット

ここからは、「桶谷式マッサージ」に通いながら3人の子どもを母乳で育てた私が、桶谷式マッサージのメリット・デメリットをご紹介します。

メリット①資格を持った専門の先生がいる安心感

「桶谷式マッサージ」は自宅で産院や相談室を開いている先生が多くいます。自宅で行っている相談室は予約制なので、周りの目を気にしなくていいですし、何より相談がしやすいです。往診をしてくれる相談室もありますので、事前に確認してみてください。

相談室での時間は、相談・アドバイス・マッサージを含めて約1〜2時間です。通常は1ヶ月に1回ぐらいのペースで通いますが、乳腺炎などのトラブルがある場合は、症状が改善するまで1週間に1回ぐらい通うことがあります。

メリット②様々な育児トラブルを解決してくれる

育児をしているとトラブルは付きものです。1人目の子はとにかく「寝ない」「よく泣く」タイプの子どもでした。睡眠不足やストレスで毎日悩んでいた時、「桶谷式マッサージ」の先生にそのことを相談すると

「その子は個性的な子だから心配しなくていいよ」「寝付きが悪い時はオルゴールをかけてあげるといいかもね」など親身になってアドバイスしてくれました。当時はそれがとても励みになったのを覚えています。
他にも、1人目の時は、授乳の度に乳首が切れてしまい、激痛の中で授乳しなければならないという大きな悩みがありました。しかし、そんな状況でも赤ちゃんには母乳をあげないといけません。母乳を止めたいくらいの激痛でも、顔をしかめながら一生懸命あげていました。

そんな時、「桶谷式マッサージ」の先生が「ピアバーユ」という馬油を教えてくれました。「ピアバーユ」は香料・防腐剤・無添加で赤ちゃんにも安心で、口に入れても無害です。塗布したまま授乳もできます。

私は塗った後にラップで包んで保湿していましたが、それが効果的だったようです。「ピアバーユ」を塗り続けていると、乳首の痛みや傷がだんだん治っていきました。

ピアバーユ(25mL)|カネソン

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この記事のライター

江島のぞみ 江島のぞみ

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