2021年9月11日 更新

コロナ禍で増加する子どもの視力低下!3つの予防法を今日から実践してみよう

コロナ禍でおうち時間が増え、テレビやゲーム、読書やお絵かきなどの「近業」をする時間が増えたかと思います。それにより子どもの視力が低下していると知っていますか?筆者の体験談と予防法をぜひ読んでみて下さい。

コロナ禍で視力の低下する子どもが増えている

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2020年の新型コロナウイルス感染症対策のための一斉休校明け、京都市の小学校で行われた視力検査によると、視力が0.7未満の子どもが前年度17%から23%に増加したそうです。これまで5年間は横ばいだったというのに、どうしてこのようなことが起きたのでしょうか?

それは、コロナ禍で増えた「近業」に原因があるそうです。近業とは、“30センチ以内の近い距離のものを見る作業”のことを指し、勉強・読書・ゲームなどが挙げられます。近業を長く続けていると眼軸(眼球の長さ)がのびてしまい、近視が進行してしまうのですが、成長過程にある子どもには、特にそれが起こりやすいのだと知りました。

筆者の娘も近視が進行した

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筆者の娘(現在小学2年)は遺伝的に眼軸がのびやすい体質らしく、幼稚園年中の時に初めて眼鏡をかけることになりました。半年ごとに眼科で検査を受けて経過を見ているのですが、コロナによる休校をはさんで受診した時には、急激に近視が進行していてショックだったのを覚えています。

眼科の先生によると、コロナ禍で家にこもるようになり、ゲームをしたりテレビを観たりする時間が増えて視力が落ちている子がすごく多いのだそうです。我が家はテレビとゲームの時間制限は厳しめなので大丈夫だろうと思っていたのですが、読書やお絵かきといった娘の大好きな近業が近視の進行につながったのでしょう。合わない眼鏡をかけていると目に良くないので、作り直しとなりました。

ちなみに、斜視・弱視のお子さんの眼鏡を作成する場合には、補助金が支給されることもありますので、気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。

近視の進行を防ぐ3つのポイント①1日2時間太陽の光を浴びる

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オーストラリア国立大学の研究によると、光を浴びると目の奥でドーパミンが出て眼軸の延びが抑えられるそうです。さらに台湾でこの研究が進められ、週に11時間以上、明るさ1000ルクス以上の光を浴びると近視の発症が抑えられることが分かりました。1日あたりにすると、だいたい2時間くらいでしょう。
「ルクス」という単位にピントこないかもしれませんが、屋外で過ごせばOKと考えて下さい。屋外であれば、日陰でも1000ルクス以上、日なたであれば1万ルクス以上になるそうです。なお、日の光を浴びるだけで効果がありますので、太陽光を直接見ないように気を付けて下さい。

近視の進行を防ぐ3つのポイント②近業20分ごとに20フィート先を20秒間眺める

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アメリカ眼科学会は、3つの「20のルール」を推奨しています。「20分間続けて近くを見た後には、20フィート(約6メートル)以上離れたものを、20秒間眺める」というルールです。ついつい忘れがちですが、筆者も娘に対して読書や勉強の合間に遠くを見るよう声掛けするようにしています。目が疲れすぎるのも防げるので、習慣として身に着けば良いなと思っています。
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へびいちご へびいちご

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