2025年9月18日 更新

特別支援学級の1日は?どんな学習をしているの?元支援級教師が解説!

お子さんの就学相談などを経て、来年度は特別支援学級への入級を考えているママ・パパへ。この記事では元支援級教師である筆者の経験から、特別支援学級での1日の生活と学習体制、学習内容などを詳しくお伝えします。

特別支援学級とは?

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特別支援学級とは、小学校・中学校に設けられている学級の一つで、知的障害や発達障害、学習障害、情緒障害など、学習や生活面で特別な支援が必要なお子さんが在籍する学級です。

公立小中学校の場合は「1クラスは8人」が標準で、必要な支援を受けながら学びます。特別支援学級には担任のほか、副担任や指導補助員、支援員が配置されることもあり、学校や自治体によっては複数の教師が学級に入ることもあるようです。
【特別支援学級】
小学校、中学校等において以下に示す障害のある児童生徒に対し、障害による学習上又は生活上の困難を克服するために設置される学級。

【対象障害種】
知的障害者、肢体不自由者、病弱者及び身体虚弱者、弱視者、難聴者、言語障害者、自閉症者・情緒障害者

特別支援学級の1日をご紹介

筆者は数年間、小学校の特別支援学級担任(認知面の支援をする学級=知的学級)をしていました。そのときの経験から、特別支援学級の1日をご紹介したいと思います。

※以後、特別支援学級→支援級、交流学級(通常学級)→交流級と記載致します。
■登校~朝の会
交流級で朝の活動(提出物、朝の会など)を行う ※宿題は支援級に提出

■1時間目~4時間目
国語、算数は支援級で学習、その他の学習は交流級で学習
※交流級には、特別支援教育支援員の方が入ってお子さんをサポート

■給食、歯磨き、昼休み
交流級で活動

■掃除
お子さんによって交流級だったり、支援級だったり

■5時間目~
国語・算数は支援級、その他の教科は交流級で学習
※帰りの会までに支援級へ宿題を取りに来る

■帰りの会
交流級
筆者の勤務していた学校は、上記のような流れでした。この流れを見てもわかるように、交流級との関わりは大変多かったです。「交流級・支援級両方で友達が作れて嬉しい!」と言うお子さんんもいましたよ。学校によっては、朝の活動や帰りの会は支援級で行うところもあるようです。
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この記事のライター

みかん・元特別支援学校の先生ママ みかん・元特別支援学校の先生ママ

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