2025年6月23日 更新

親子で覚えよう♪子どもを犯罪から守る「いかのおすし」

もうすぐ夏休み!子どもを犯罪から守りたい!警視庁が考案した未就学児からでも覚えられる「いかのおすし」を親子でしっかり勉強しましょう。

「お」は「大きな声を出す」

大きな声を出すことで、周りの人に異常事態を知らせることができます。また、不審者は注目を集めることを嫌がるため、大声を出されると慌てて立ち去ることが多いんです。

身の危険を感じたときは、恥ずかしがらずに​
「行かない!」 「やめて!」 「怖い!」 「誰かたすけて!」 「知らない人です!」
などと、大きな声で叫ぶことが大切です。

「もし相手が悪い人じゃなかったら…」などと心配して遠慮してはいけませんから、「不安になった時は大人に遠慮しなくていい」と説明しておきましょう。

普段から家庭で大声を出す練習をしておくのもおすすめですが、いざというときには声が出せなくなることも多いです。そんな時にも備えて、防犯ブザーを持ち歩くようにしましょう。
防犯ブザー 大音量130dB LEDライト付き

防犯ブザー 大音量130dB LEDライト付き

「す」は「すぐに逃げる」

危険を感じたら、その場からできるだけ早く安全な場所に避難することが重要です。

逃げる際は、人がたくさんいる場所や、「子ども110番の家」のステッカーが貼ってある家、コンビニ、交番などを目指しましょう。一人で判断が難しい場合は、とにかく人がいる場所に向かって走ることを教えておきます。

また、逃げるときは大声を出しながら逃げることで、より効果的です。走りやすい靴を履いているか、ランドセルなど重い荷物は置いて逃げても良いことなども、事前に話し合っておきましょう。

「し」は「大人に知らせる」

「し」は「知らせる」という意味で、何かあったときは必ず信頼できる大人に報告することを表しています。無事に逃げられた後も、家族や学校の先生、警察などに必ず連絡をしましょう。

子どもは「何もされていないから大丈夫」「怒られるかもしれない」と思って黙っていることがありますが、小さなことでも報告してもらうことが大切です。その情報が他の子どもを守ることにもつながります。

普段から「何があっても叱らないから、必ず教えてね」と伝えておくことで、子どもが安心して相談できる環境を作っておきましょう。また、どの大人に相談すれば良いのか、連絡先なども事前に教えておくと安心ですね。

覚え方にはこんな工夫も。

「いかのおすし」を子どもに教えるとき、「ただ覚えなさい」と言うだけでは、なかなか身につかないものですよね。子どもの年齢や個性に合わせて、楽しく学べる工夫もあります。

①「いかのおすしのうた」で覚える

いかのおすしのうた

②「いかのおすしダンス」で覚える

Let's 防犯ダンス♪ イカのおすし

ダンスが入ると、子どもたちの興味度も上り、覚えやすいかもしれませんね。

③絵本で覚える

いかのおすし (こどもが安全にくらすために読む絵本)

いかのおすし (こどもが安全にくらすために読む絵本)

不審者から身を守るきもちを、子どもたち自身がつくるための読む絵本です。

実際に子どもが被害者になった事件の例

いよいよ夏休み。普段の学校生活から解放される楽しい時期ですが、その一方で気が緩みがちになるかもしれません。教訓のためにも、昨年の2014年に発生した、子どもが被害者になった事件を振り返ってみましょう。(13歳未満)
○ 凶悪な連れ去り、誘拐犯罪が頻発
・神奈川県相模原市で、犬の散歩をしていた小5の女児が行方不明に。女児は4日後に自ら駐在所にたどり着き、警察に電話。女児を車で連れ去り、監禁していた男が逮捕された(1月)

・岡山県倉敷市で小5女児が誘拐される。連れ去った男は女児をカッターナイフで脅して、自宅に監禁。男は以前から車で女児の周辺に現れ、話しかけるなどしていた(7月)

「連れ去り・監禁」目的の犯罪は、人目につきにくい場所で声をかけて足を止めさせ、言葉巧みに、あるいは強引に犯行に及びます。犯罪から身を守るためには、ひとりにならないこと、見知らぬ人からの声かけに警戒することが重要です。

まとめ:子どもたちを守るために、大人ができること。

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小学生のお子さんを持つご家庭も、未就学児を持つご家庭も、なるべくお子さんを一人にさせない。そして、常日頃から「防犯」を意識し、話し合う機会を増やし、親子共々安全スキルを高めていきたいものですね。

また、普段から友達同士で遊ぶ時も、以下のことを約束しておくといざという時に連携が取れます。

・「いかのおすし」を一緒に実践する
・危険を感じたら必ず友達に知らせる
・一人だけ別の場所に誘われても、友達と離れない
・トイレなどは一人で行かず、友達と一緒に行く
・帰宅時間は友達同士で確認し合い、一緒に帰る
・一人が危険な目にあったら、もう一人は必ず大人に知らせに行く

子ども同士のネットワークも立派な防犯対策の一つです。

不審者からの声かけや、少しでも怖いと思ったら。大きな声で叫んで周囲の人に助けを求める事の大切さを伝えていきましょう。

全力で走ること!交番や「こども110番の家」というステッカーが貼ってある家へ逃げ込むよう、保護者の方が常日頃から伝えることが大切かと思われます。
「子ども110番の家」ステッカーデザイン集 (506)

※「こども110番の家」のステッッカーは各活動地域の自治体や警察署によって異なります。
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この記事のライター

moo-chan moo-chan

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