また、毎日報道されている「花粉症の季節到来!」のニュースからでも分かるように、幼少期からの「花粉症」の発症率が年々高くなっているようです。
花粉症の主な症状といえば、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみですが、子どもの場合はちょっと異なります。子どもの場合はくしゃみがあまり出ずに、鼻づまりが多い傾向にあります。これは、鼻が小さいからつまりやすく、つまると花粉が入ってこないことからくしゃみも出ないということが原因になっています。
アレルギーから赤ちゃんを守る手だてはないのでしょうか…。
ビーンスタークの研究所では「すこやかな育児のために私たちができること」をテーマに、60年もの長い間、母乳研究とそれに伴う調査を実施しています。
ビーンスタークの母乳研究と調査に基づき、解明されつつある母乳の神秘とそこから見えてきたアレルギー予防につながるキーワードをまとめてみました。
ビーンスタークの母乳研究とそれに伴う調査の歴史
また、1995年には追跡調査として母乳とアレルギーの関係性に着目。近年分かってきた乳酸菌の働きに関する研究成果を元に、赤ちゃんのアレルギー発症と母乳成分の関係を調べた結果、赤ちゃんの「免疫力」や「腸内環境」に有効な成分が見えたのです!
雪印ビーンスターク株式会社では、0歳~3歳の子どもを持つ親男女400人を対象にアレルギーに関する意識調査を実施。3家族の内、1家族という割合で、家族の誰か1人以上が何らかのアレルギーになっていると報告された。
私たちの身体を守る仕組みについて☆
自然治癒力とは、人が生まれながらにして持っている、ケガや病気を治す力のことです。
ケガをしても日にちが経てばキレイに治ってきますよね。また風邪をひいたとき、本来なら薬を飲まなくても治る力を持っています。「自己治癒力」とも言い、この機能が高いほど、病気に強い身体なのです。
別名「ホメオスタシス」とも呼ばれる恒常性は、どんな状況に置かれた場合でも、生命を維持できるよう、身体の機能を一定に保つ働きをしてくれています。
☆例えば☆
●体温を一定に保つ働きとして、寒い!と感じたときは毛穴をキュッと締めつけ、体内の熱を外に出さない様にします。逆に暑いときは汗をかきますよね。汗が蒸発するときに熱をうばってくれるのです。
●血圧やph値、体内の塩分濃度を一定に保つ働きがあります。例えば味の濃いものや塩分濃度の高いものを食べるとおのずと喉が渇き水分を欲します、尿で必要以上の塩分を排泄する機能を持っているのです。
●やけどをすると、水膨れができます。これは患部を冷やし回復を助けてくれているのです。
「免疫」とは細菌やウイルスなどの病原菌や、アレルゲンと呼ばれるものから体を守るシステムのことです。 調査結果からもわかってきているのは、免疫システムのバランスは非常に重要で、誤作動や過剰な反応がアレルギーの原因と言われています。「免疫」を高めるための努力は、健康を維持するうえで大切なことなので、規則正しい生活や食習慣の改善、腸内環境を整えるために乳酸菌を多く摂取したりなど、普段から意識して『免疫力』を高める努力をしている方は多いのではないでしょうか。