株式会社ロッテは、マスクの着用が習慣化している昨今の状況において、マスク生活で抱えているストレスや体の不調の実態を明らかにし現代における健康課題を導き出すために、20代~60代の男女400名を対象に、マスク着用の習慣化における体の不調・変化に関する調査を実施しました。
また、あわせて20代~40代の4歳から小学生以下の子どもを持つ男女200名を対象に、マスク着用による子どもの健康に関する親の意識調査を実施しました。
また、あわせて20代~40代の4歳から小学生以下の子どもを持つ男女200名を対象に、マスク着用による子どもの健康に関する親の意識調査を実施しました。
3人に1人が「マスクを習慣的に着用するようになってから、体の不調・変化を感じる」特に20代女性が顕著な結果に
「マスクを習慣的に着用するようになってから、体の不調・変化を感じますか?」の質問に対し、32%が「とても感じる」「やや感じる」と回答しました。性年代で比較すると、最も体の不調を感じているのは20代女性で50%でした。
マスクの習慣的着用で体の不調を感じている人のうち、最も多い症状は「頭がぼーっとして、物事に集中しづらくなった」で50%、次に「肌荒れするようになった(44%)」、「喉が乾燥するようになった、咳が増えた(40%)」といった症状が続きました。
マスクの習慣的着用で体の不調を感じている人のうち、最も多い症状は「頭がぼーっとして、物事に集中しづらくなった」で50%、次に「肌荒れするようになった(44%)」、「喉が乾燥するようになった、咳が増えた(40%)」といった症状が続きました。
「自分の表情を気にしなくなった」「口呼吸になっている」と感じている人はともに約4割
マスク生活で感じている自身の変化に関する質問を実施したところ、37%がマスク非着用時と比べ、着用時の自身の表情を「ほとんど気にしなくなった」「あまり気にしなくなった」と回答し、性年代で見ると、最も表情への意識が低下したのは20代女性で55%でした。
他にも、マスクの着用が影響を与えやすい“呼吸法”に関する質問では、44%が口呼吸になったと「とても感じる」「やや感じる」と回答しました。
他にも、マスクの着用が影響を与えやすい“呼吸法”に関する質問では、44%が口呼吸になったと「とても感じる」「やや感じる」と回答しました。
約半数がマスク着用の習慣化が引き起こす症状について「何も知らない」
「マスク着用に起因する症状に関して、知っているものをすべてお選びください」という質問に対し、「知ってるものはない」という回答が45%となり、約半数の人がマスクの着用がもたらす健康リスクを理解していないということがわかりました。
また、マスク生活で行うようにしているものとして「こまめに水分補給をするようにしている(36%)」「こまめにマスクを外すようにしている(28%)」の2つが顕著だったものの、最も多かった回答は42%で「特にない」でした。
また、マスク生活で行うようにしているものとして「こまめに水分補給をするようにしている(36%)」「こまめにマスクを外すようにしている(28%)」の2つが顕著だったものの、最も多かった回答は42%で「特にない」でした。
みらいクリニック 今井 一彰院長 コメント
●新生活様式で要注意!“マスクシンドローム”
新しい生活様式は、マスク着用の習慣化をもたらしましたが、それが私たちの心身に多くの症状をおよぼす可能性があります。熱中症や肌荒れ、口臭など自覚しやすいものから、集中力の低下や睡眠時無呼吸症候群、うつ病など意識するのが難しいものまで様々です。それらを総称して“マスクシンドローム”と呼ぶことができるでしょう。
表情筋の衰えは、うつ状態など感情変化やひいては食事中のムセなど誤嚥の危険性に繋がります。マスクは気道抵抗を高めるため口呼吸になりやすく、口内炎や歯周病の悪化のみならずアレルギー性疾患の増加にも繋がります。マスクの習慣的着用による健康リスクを理解している人は約半数という結果がでていますが、新しい生活様式において健康的に過ごすには、こうしたリスクを理解しておくことが必要です。
●マスク着用の習慣化がもたらす弊害への対策
マスク着用による弊害として今回の調査で上位に挙がっている、集中力の低下、喉の乾燥・咳といった症状がありますが、これらは口呼吸によるものと考えられます。呼吸にまで気を払うことは難しいので、無意識のうちに口呼吸になっている例は、実際は今回の調査結果よりもっと多いものと推察されます。これら諸症状をマスクシンドロームと称するとして、その対策を立てることが肝要です。
多くの人が実践しているこまめな水分摂取やマスクの脱着を心がけることと合わせて考えていきたいのが顔の筋肉を使うことです。この対策としてマスクの着用時に簡単に行えるのは“噛むこと”が挙げられます。気軽に咀嚼できる環境をつくることもセルフケアの一つとして推奨します。その他にも、舌を回す運動や、マスクが汚れないよう、口を「い」と「う」のかたちに大きく動かす運動も推奨できます。
マスク着用による弊害として今回の調査で上位に挙がっている、集中力の低下、喉の乾燥・咳といった症状がありますが、これらは口呼吸によるものと考えられます。呼吸にまで気を払うことは難しいので、無意識のうちに口呼吸になっている例は、実際は今回の調査結果よりもっと多いものと推察されます。これら諸症状をマスクシンドロームと称するとして、その対策を立てることが肝要です。
多くの人が実践しているこまめな水分摂取やマスクの脱着を心がけることと合わせて考えていきたいのが顔の筋肉を使うことです。この対策としてマスクの着用時に簡単に行えるのは“噛むこと”が挙げられます。気軽に咀嚼できる環境をつくることもセルフケアの一つとして推奨します。その他にも、舌を回す運動や、マスクが汚れないよう、口を「い」と「う」のかたちに大きく動かす運動も推奨できます。