アーロン博士は、著書『ひといちばい敏感な子』にて、「HSPには“DOES(ダズ)”という4つの面がある」と記しています。
【DOES】
Depth of processing 「考えを深く処理する」
Overstimulation 「過剰に刺激を受けやすい」
Emotional response and empathy 「感情反応が強く、共感もしやすい」
Sensitivity to subtleties 「あらゆる感覚がするどい」
Depth of processing 「考えを深く処理する」
Overstimulation 「過剰に刺激を受けやすい」
Emotional response and empathy 「感情反応が強く、共感もしやすい」
Sensitivity to subtleties 「あらゆる感覚がするどい」
〈D〉考えを深く処理する
・ 一のことを聞いて十のことを想像し、考えられる
・ 調べものをはじめると深く掘り下げ、周りに驚かれる
・ 嘲笑やお世辞など、相手の本音をすぐに見抜いてしまう
・ 物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
・ その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味がある
・ 調べものをはじめると深く掘り下げ、周りに驚かれる
・ 嘲笑やお世辞など、相手の本音をすぐに見抜いてしまう
・ 物事を始めるまでにあれこれ考え、時間がかかる
・ その場限りの快楽よりも、生き方や哲学的なものごとに興味がある
〈O〉過剰に刺激を受けやすい
・ 人混みや大きな音が苦手
・ 友達と楽しく過ごしていたのに、帰宅するとどっと疲れている
・ 映画や音楽、本などの芸術作品に深く感動する
・ 人の発した些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
・ 些細なことにも過剰に驚いてしまう
・ 友達と楽しく過ごしていたのに、帰宅するとどっと疲れている
・ 映画や音楽、本などの芸術作品に深く感動する
・ 人の発した些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
・ 些細なことにも過剰に驚いてしまう
〈E〉感情反応が強く、共感もしやすい
・ 人が怒られていると、自分のことのように感じてしまう
・ 悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する
・ 相手の些細な仕草や目線、声のトーンで機嫌や思っていることが分かる
・ 言葉を話せない幼児や動物の気持ちを察することができる
・ 悲しい映画や本などの登場人物に感情移入し、号泣する
・ 相手の些細な仕草や目線、声のトーンで機嫌や思っていることが分かる
・ 言葉を話せない幼児や動物の気持ちを察することができる
〈S〉あらゆる感覚がするどい
・ 冷蔵庫の機械音や時計の音が気になる
・ 強い光などまぶしいものが苦手
・ 近くの人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる
・ カフェインや添加物に過剰に反応してしまう
・ 第六感がはたらき、よく当たる
以上が、HSPを定義するうえでの4つの面「DOSE」です。しかし、アーロン博士は「これら4つのうち1つでも当てはまらない人はHSPではない」と説明しています。
DOSEの項目のうち3つに当てはまっていたとしても、1つにはなんとなく当てはまらないと感じる場合、HSPではなく「内向的な性格」の可能性が高いでしょう。
・ 強い光などまぶしいものが苦手
・ 近くの人の口臭やタバコの臭いで気分が悪くなる
・ カフェインや添加物に過剰に反応してしまう
・ 第六感がはたらき、よく当たる
以上が、HSPを定義するうえでの4つの面「DOSE」です。しかし、アーロン博士は「これら4つのうち1つでも当てはまらない人はHSPではない」と説明しています。
DOSEの項目のうち3つに当てはまっていたとしても、1つにはなんとなく当てはまらないと感じる場合、HSPではなく「内向的な性格」の可能性が高いでしょう。
HSPの特性を持つ子どもは「HSC」
大人同様、HSPの特性を持つ子どものことを「HSC」といいます。HSCとは、「Highly Sensitive Child(ハイリー・センシティブ・チャイルド)」の頭文字を取ったものです。
HSCは、「両親のどちらか、または両方がHSPである」と勘違いされがちですが、遺伝的な要素が必ずしもあるわけではないといわれています。
また、日本ではHSCのお子さんが発達障害(ADHDなど)と誤って診断または判断されることも多く、カウンセラーやセラピスト、学校などの専門機関においても、判断が難しいとされています。
HSCは医学概念ではないため、医師に診断名をつけてもらうことや治療薬をもらうことができません。HSPやHSCの専門医も、日本には指を数えるほどしかいないのが現状なのです。
また、日本ではHSCのお子さんが発達障害(ADHDなど)と誤って診断または判断されることも多く、カウンセラーやセラピスト、学校などの専門機関においても、判断が難しいとされています。
HSCは医学概念ではないため、医師に診断名をつけてもらうことや治療薬をもらうことができません。HSPやHSCの専門医も、日本には指を数えるほどしかいないのが現状なのです。