産後は体力も抵抗力も弱っているため、様々な産後トラブルが起こりやすくなっています。
産後、体がすっかり元に戻る6〜8週間までを産褥期といい、この期間はゆっくり休むことが大切です。大きな疾患でなくても、赤ちゃんのお世話をしながら具合が悪いと、育児が思った以上に負担になります。
おかしいなと思ったら、すぐに病院へ行くことを躊躇わないようにしましょう。
産後、体がすっかり元に戻る6〜8週間までを産褥期といい、この期間はゆっくり休むことが大切です。大きな疾患でなくても、赤ちゃんのお世話をしながら具合が悪いと、育児が思った以上に負担になります。
おかしいなと思ったら、すぐに病院へ行くことを躊躇わないようにしましょう。
産後トラブル①痔
出産でいきみ過ぎて直腸の下の方の粘膜が肛門外に出てしまったり(脱肛)、もともと持病だったものが出産で悪化したり、妊娠によって直腸や肛門周辺の静脈が圧迫され、慢性的にうっ血した状態が続くと肛門が痛みます。
便秘により症状が悪化することもあるので、便秘の解消を。そのためには食事内容を見直したり、朝起きて少し体を動かしてから、朝食をとるなどしましょう。冷たいお水を少し飲んで、腸を動かしてから食事をとることも有効です。また、シャワートイレなどで清潔を保ちましょう。
2ヶ月経っても症状が改善しないようであれば、恥ずかしがらずに早めに肛門科を受診しましょう。
便秘により症状が悪化することもあるので、便秘の解消を。そのためには食事内容を見直したり、朝起きて少し体を動かしてから、朝食をとるなどしましょう。冷たいお水を少し飲んで、腸を動かしてから食事をとることも有効です。また、シャワートイレなどで清潔を保ちましょう。
2ヶ月経っても症状が改善しないようであれば、恥ずかしがらずに早めに肛門科を受診しましょう。
産後トラブル②尿漏れ
妊娠・出産で骨盤が開き、膀胱を支える筋肉や尿道を引き締める括約筋が緩んで伸びてしまったことが原因で起こります。出産をすると多くの人が経験することです。
骨盤を引き締める体操を行ったり、外出時は尿漏れパットなどを上手に利用しましょう。小まめにトイレに行くことも大切です。
早い人で産後2〜3ヶ月、遅くても産後1年くらいで元に戻ります。
骨盤を引き締める体操を行ったり、外出時は尿漏れパットなどを上手に利用しましょう。小まめにトイレに行くことも大切です。
早い人で産後2〜3ヶ月、遅くても産後1年くらいで元に戻ります。
産後トラブル③乳腺炎
乳管の出口が詰まって、乳房にしこりができ腫れて熱をもつ「うっ滞性乳腺炎」と、乳首の傷から細菌が入って急に高熱や震えが出るとともに乳房がカチカチに固くなって痛む「急性化膿性乳腺炎」があります。「急性化膿性乳腺炎」は炎症止めや抗生物質を服用する必要があるため、すぐに産婦人科へ行きましょう。
予防としては、乳房が張ってきたら、赤ちゃんにしっかりと正しい姿勢で吸ってもらうことが大切です。
予防としては、乳房が張ってきたら、赤ちゃんにしっかりと正しい姿勢で吸ってもらうことが大切です。
産後トラブル④子宮復古不全
いつまでも赤色の悪露が出続けたり、血の塊が出る場合は、子宮内に胎盤や卵膜の一部があるなどで子宮の回復が遅れている可能性があるので、1ヶ月検診を待たずに受診しましょう。
悪露の色や量の変化は子宮の状態のサインなので、よく観察しましょう。
悪露の色や量の変化は子宮の状態のサインなので、よく観察しましょう。