2020年6月1日 更新

【体験談】高齢初産&無痛分娩!筆者のビックリ&想定外オンパレードの出産録

初産でも…経産婦であっても、出産の展開を予め予測するのはなかなか難しいものですよね。そして、出産の数だけ出産のストーリーがあり、そのエピソードは実に様々。今回、感動エピソードとは程遠い筆者の出産ストーリーをご紹介します。

産後もひたすら痛い…!

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安堵感に浸ることなく待ち受けていたのは、ご存じの通り産後処置。胎盤排出、そして会陰縫合。お腹をぐりぐり押され、胎盤を出すまでは良かったものの、会陰縫合で安堵感は完全にぶっ飛んでしまうことに…。

切開された時はさほど痛みを感じなかったものの、いざ縫合が始まると、針を刺される度に痛みを感じ、自分の意思に反して体がビクッと反応。それでも縫合は続けられ、我慢すること数十分。ここでようやく、「かなり痛そうだから、局部麻酔しましょう!」と天使の声。

陰部の3箇所に麻酔を打たれ、縫合再開。会陰裂傷が酷かったこともあり、陰部の前後左右はもちろん、中の方まで縫合処置は行われ、処置が終わるまでにはかなりの時間が掛かっていました。

そして、麻酔が切れた後には猛烈な痛みが陰部を襲い、歩くのもペンギンが歩くかの様に、本当に小さな歩幅でしか歩けず、何もしていなくても激痛。そして少しでも力が入る動きをしようものなら(くしゃみや咳払い・寝返りやベッドの上り下りなど)、更なる激痛に苦しめられました。

産後初めてトイレに行った時、陰部をチラッと見たところ、「あぁ、腫れてるっぽい…」と思ってはいたのですが、その後、改めて傷口を恐る恐る鏡で覗くと、想像以上に縫われており、辛子明太子が引っ付いているかの様なあり得ない腫れ具合に絶句したものです。

5泊6日の入院を経て退院の日、この時点でもお股の痛みは微塵も良くなっておらず、車のシートにお尻を付けるだけでも激痛、更に振動を受ける度に痛みは2倍増し。病院から空気で膨らますタイプのドーナッツクッションを貰っていたのですが、すっかりその存在を忘れ、荷物はトランクの中。病院から自宅まで20分とそう遠くなかったため、手摺りに掴まり、お尻を浮かした状態で家までしのぎました。

ちなみに、元々傷の治りがかなり悪い筆者。傷そのものは治ったものの、産後数ヶ月経っても、用を足した後にトイレットペーパーで拭くことすら痛く、少しでも症状を軽減すべく何種類かの治療を試しましたが、これと言って効果があったものはありませんでした。

年月の経過と共に、大分痛みは落ち着きましたが、産後3年半近く経った今も、完璧に痛みは消えていません。

立ち合い出産・主人の感想

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出産の一部始終を全て見ていた主人。立ち合い出産をした感想を聞いたところ、一言目は「色んな意味で凄かった」でした。出産の大変さを知り、娘が産まれる瞬間を見ることが出来たことで、立ち会って良かったと思う反面、次立ち会うか?…と聞かれたら、答えはNOだそうです。

とは言ったものの、主人の性格上、(我が家は子供は1人と決めていますが)『次』が仮にもあるとしたら、恐らく立ち会うと思います…

分娩中の主人の立ち位置は、助産師さんたちの指示で筆者の左足横。そのため、会陰切開する時もその瞬間をバッチリ見ており、ブチッと肉が切れる音は、特に衝撃的だったと言っています。

また、娘が産まれた瞬間、「お父さん、へその緒切りますか?」と聞かれた主人でしたが、あっさり断っていました。

主人は仕事柄、医療従事者ではありませんが、血や汚物、時に亡くなった方を取り扱うこともあるため、生々しい物にはかなり慣れていると言えます。しかし、目の前で行われた会陰切開、羊水に胎盤…など、これまでに目にしたことのない物に対して、かなりの衝撃を受けたのは間違いありません。

出産オマケ話☆

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オマケ話① つるっつるで盛り上がる

日本の病院であれば、まずこんな会話にはならないであろうという、いかにもアメリカっぽいエピソード。入院後、初の子宮口チェックの際、やって来た看護師さんにいきなり言われたのが…

「あらぁ!あなたつるっつるね!!」

一瞬何のことを言われているのか分からず『えッ!?』という表情をしていると…

「妊婦さんで、こんなにちゃんと毛のお手入れをしている人、稀よ!!」

そんなことを突っ込まれるとは思わず、どう反応していいものか分からずに苦笑いしていると、すかさず主人が「うちの奥さん、膝下とアソコは日本のサロンで脱毛したんです!」と、会話に参戦。

そこから値段の話や、アソコの部分の脱毛は痛い…など、私が話すならまだしも、2人して盛り上がり、その間診察は行われず、話が一通り終わるまでひたすら足を広げた状態で筆者は待っていたのでした。

オマケ話② 出て来るものは拒めない

入院して直ぐの問診で…①その日食べた物 ②食べた時間 ③お通じの有無を確認。

ちなみにこの日は、朝ごはんを少し食べ、お通じは少々あり。お昼ごはんの時間帯に検診があり、更に急遽入院という話になったため、お昼は抜き。

少しお通じはあったものの、てっきり下剤を飲まされると思っていた筆者。しかし、下剤を飲んでも分娩までに間に合わなかったり、下剤が効いても、いきんでる最中に出し切れなかった分が出てしまうことがあるらしく、下剤ナシでした。

そして、何を隠そう筆者ももれなく出てしまったその1人。麻酔でうんちが出ている感覚こそなかったものの、何度も肛門を拭かれていたので、『あっ、出てしまったんだ!』ということを認識。恥ずかしいのと申し訳ない気持ちで、思わず『すみません…』と謝ったところ、『そんなの気にしなくていいのよ~‼よくあることだから‼』と、アッサリ交わしてくれました。

ちなみに、立ち会っていた主人もうんちの目撃者に…。これまで、主人に対して恥ずかしいことをした…と思うような経験はゼロでしたが、さすがにこの一件では恥ずかしいなと思いました。それと同時に、汚いものを見せてしまった…という申し訳なさもあり、主人にも謝罪。でも、主人も全く気にしていませんでした。

オマケ話③ 鏡登場!

分娩中、ついつい足に力を入れてしまい、「力のいれどころが違う!足じゃなくてお腹とお尻に力を入れるイメージよ!!」と助産師さんに注意されていた筆者。分娩も中盤に差し掛かった頃、助産師さんの1人が「鏡使おうか!」と謎の発言。

どういうこと?…と思っていると、鏡を使って自分のアソコを見ながらいきむと、どこに力を入れないといけないかをイメージしやすくなるとのこと。

卓上サイズ位の鏡を想像していたら、登場したのは全身鏡でびっくり。助けになるはずの鏡の存在でしたが、いきむ自分の姿を鏡越しに見ることに違和感を覚え、むしろ気が散ってしまった筆者には、鏡は救世主とはなりませんでした。

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