2024年4月19日 更新

【子どものピアノコンクール出場】勧められたら出るべき?出なくても良いの?

子どもがピアノコンクール出場を勧められたら、初めてだと戸惑ってしまう親御さんも多いのではないでしょうか。娘を幼稚園児からコンクールに送り出してきた筆者が、ピアノのコンクールについて詳しくご紹介します。

お子さんがピアノを習い始めてある程度弾けるようになったら、舞台で演奏を聴くのが楽しみですよね。早いお子さんでは、習い始めて半年~1年もすれば、先生からピアノコンクールへの参加を勧められることもあるでしょう。しかし、初めてコンクールとなると、嬉しい反面、様々な疑問や不安を抱えてしまうのも当然です。

そこで今回は、我が家の体験談も交えながら、ピアノコンクールの基本情報から、参加することのメリット・デメリットまで詳しくご紹介します。お子様のコンクールデビューを成功させ、貴重な経験へと繋げていきましょう!

そもそも「ピアノコンクール」って何?

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今、国内のピアノコンクールはとてもたくさん開催されていて、その数は200を超えます。

国内のコンクールは未就学児から参加できるコンクールがほとんどで、全国から有名な子どもたちが集まるとても大規模なコンクールから、地元の楽器店主催の親しみやすいものまで、様々な規模やレベルのコンクールが存在します。

もちろん、コンクールの目的はピアノ演奏の技量を競うことにありますが、単なる競争ではなく、音楽を通して成長し、他の参加者との交流を楽しむ場でもあります。

ピアノコンクールは気負う必要ありません◎

「ピアノコンクールなんて雲の上の存在、神童の集まりが何かすごい曲を弾くに違いない。」「うちの子がコンクールなんて場違いだ。」と、ピアノ未経験の筆者はそう思っていました。

だから最初に先生にコンクールを勧めていただいた時は本当に驚きましたし、心配でかなり尻込みしてしまいました。ですが、思い切って出てみたら、とても楽しかったのです。

会場には筆者の子どものようにぽーっとしている子もいれば、結果に納得できずに大泣きしている子もいました。それぞれの子どもたちが一生懸命ピアノに取り組んでいて、その様子はとても感動的で、胸が熱くなる光景でした。

審査員の先生も小さなお子さんに対してとても優しいので、講評に悪いことを書かれることもありません。むしろ、演奏の良いところを褒めてもらい、自信を持って練習を頑張ろうという気持ちになる子も多いようです。

コンクールに出場することのメリットとデメリット

メリット

・ピアノの練習量が増えて上達する
コンクールの良い点は、とにかくたくさん練習するようになることです。
大人でも切羽詰まれば必死になりますよね?子どもたちも同じで、この日にコンクールがあると思うとがんばって練習するようになります。

・達成感を得られる
ほとんどのコンクールでは入賞すると賞状やメダル、トロフィーがもらえます。
子どもはそういったものが大好きなので大喜びです。認められた体験によって自己肯定感も高くなりますし、次へのモチベーションにもつながります。

・人前で演奏する経験を積める
小さい頃から一人で舞台に立つという経験を重ねることで、人前で堂々と発言できるようになった、物怖じしなくなったという話はよく耳にします。実際筆者の子どもたちもそうですし、学校生活で人前に立つのなんてコンクールに比べれば余裕。なんだそうです。

デメリット

コンクール出場は義務ではないので、当然、出場しないという選択肢もあります。

ピアノコンクールは、子どもの成長にとって貴重な機会となる一方で、親と子にとって大きな負担にもなり得ます。特に、そのデメリットは子ども自身よりも、親に起因することが多いです。

・親が過剰に介入することで、子どもにプレッシャーを与えてしまう
・そのプレッシャーによって、子どもがピアノ嫌いになってしまうリスクが生じる
・コンクール出場費や衣装代など、コンクール出場に経済的な負担が伴う


中には子ども以上に必死になってしまい、その結果に一喜一憂し、ミスをした子どもを責めたり、入賞できなければひどく叱ったりする親もいます。もっともっとと練習を強要してしまい、結果ピアノが嫌いになり辞めてしまう。ということにもなりかねません。

また、コンクールの出場費用や衣装代など、経済的な負担があることも決して見過ごせません。

娘たちがピアノコンクールで得たかけがえのない経験

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あの日、思い切ってコンクール出場を決断して本当に良かった。今、娘たちの成長を振り返ると、心からそう思います。

娘たちは飛びぬけてピアノが上手いわけではありません。それでも、練習に励み、コンクールに挑戦するたび確実に成長していく姿に、親として深い感動を貰っています。上手くいった時には一緒に大喜びし、ダメだった時には一緒に落ち込む。そうやって一番近くで成長を見守って来ることができました。

ピアノが弾けるということは、筆者の子どもたちにとって大きな自信であり、自分を誇れる核のようなものになっていると感じます。ピアノコンクールという舞台で得た経験は、娘たちの人生にとってかけがえのない宝物です。
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この記事のライター

ぷるナッツ ぷるナッツ

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