2022年1月19日 更新

イラッとしたら「ため息」からの「口角上げ」!感情的に叱らないための法則を実践してみた

せっかく片付けても散らかされたり、お出かけの服を汚されたり…子育ては思い通りいかないことの連続。気付けば最近はしかめっ面ばかりということも。そんな時こそ、感情的に叱らない子育てを心がけてみませんか?

「子育てに携わっている皆さん、一日のうちどれくらい笑っていますか?」

先日参加したお遊び教室の最後、保育士さんからそんな問いかけがあり、ハッとしました。子どもに向けている顔、どんな顔が多いだろうか?と考えたとき、どうしても「笑顔」だとは言えなかったからです。

出かける直前にイヤイヤが発動したり、せっかく作ったごはんをひとくちも食べないままたたき落とされたり…子育ては思い通りにならないことの連続。子どもの泣き声を聞きながら「ママのほうが泣きたいよ」と何度呟いたことか。

でもその保育士さんから「笑顔の効果」の偉大さを聞き、感情的に子育てをしないためにも、イラッとしたら、まず笑おう!と決めた筆者。今回はその時に聞いた笑顔の効果と、イライラした時に感情的に叱らないための法則を実際に試して感じた心境の変化についてのお話です。

笑顔こそ、免疫力を高めるナチュラルキラー細胞のもと。

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「ナチュラルキラー(以下NK)細胞」という言葉を聞いたことがあるという方も多いと思います。NK細胞とは体内でウイルスや細菌を破壊する免疫細胞のこと。この細胞が活性化することで免疫力が高まり、病気などにもかかりにくくなるそうです。

実は、「笑うこと」はそのNK細胞を活性化させる原因のひとつと言われています。逆にストレスや悲しみは、NK細胞の働きを鈍らせるそうです。育児中はイライラしてストレスがたまることが多くあります。でもそのストレスこそ、自分の体に悪影響であり、子どもに対して感情的になってしまう大きな要因となってしまいます。そこで、子どもを感情的に叱らないための法則を教えてもらいました。

最初は「ふーっ」次に「にこっ」

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例えば、子どもがごはんを食べずにたたき落としたとします。その時に湧き上がってくる感情は、悲しさや虚しさ、怒りといった負の感情ですよね。我が家でもこういったことはよくあり、その度にイラッとして「じゃあもう食べなくていいよ!」と言い放ち、子どもがますます大泣きをするという状態でした。
保育士さんが「イラッとしたらまずその感情を心の外に出すよう、ふーっと大きくため息をついてください。そのあとに口角をあげるだけでも気持ちが少し落ち着きます」と教えてくれたので、その通りやってみようと心がけました。
子どもの前でため息をつくことは良くないような気がしましたが、ため息のあとに笑顔があれば子どもはそこまでマイナスに受け止めないそうです。それよりも感情的に叱られることのほうが良くないので、ため息をつきながら、心のイライラを全て出したほうが賢明なのかもしれません。
この時、心からの笑顔はなかなかできませんが、口角を上げるだけの見せかけの笑顔でも十分に効果はあるそうです。口角を上げながら落とされたごはんを片付けていると、いつもよりマイナスの感情が少ないように感じました。
その後子どもにかけた言葉も、これまでのような強い言葉ではなく、「今は食べたくないんだね。ママ悲しいけど、また後で食べてくれたらうれしいな」と言えた自分がいて、この「ため息」からの「口角上げ」の法則が自分の感情をコントロールするにはとても効果的だと感じました。
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この記事のライター

星好きあこ 星好きあこ

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