江崎グリコ株式会社は、全国の1~3歳の子どもを育てる20~30代の有職パパママ600名を対象に、「1~3歳のお子様の体調管理に関する調査」を実施しました。
子どもの体調管理に悩むパパママは2人に1人。要注意の時期は1歳~1歳6カ月で、体調を崩しやすくなったタイミングは「入園時期」が約8割という結果に。
全国の1~3歳を子育て中のパパママに対して「毎日の子どもの体調管理に悩んでいますか」と聞いたところ、「悩んでいる」「どちらかと言えば悩んでいる」と回答した人は合わせて52.5%と半数以上にのぼり、多くのパパママが子どもの体調管理に頭を悩ませていることがわかりました。【図1】
また、子どもの「生まれてから今までで最も体調を崩しやすかった時期」に関しては、1歳だけでなく、2~3歳のパパママ達も含めて「1歳以上~1歳6カ月未満」という回答が39.9%で最も多くなりました。【図2】
次に、体調を崩しやすくなったと感じたタイミングについて聞いたところ「保育施設(保育園・幼稚園・こども園など)の入園時期」という回答が76.5%という結果に。【図3】さらに、子どもの体調不良により、保育施設から急に電話がかかってくること、いわゆる「お迎えコール」の経験があるパパママは81.5%【図4】となり、子どもの体調管理に悩むパパママの実態が伺えました。
1歳以上~1歳6カ月未満は、「保育施設の入園時期」を聞く質問でも32.9%と最も多くの回答を集めており、たくさんの人と接する機会が増えるこの時期には、子どもの体調管理について特に注意が必要であると思われます。
1歳以上~1歳6カ月未満は、「保育施設の入園時期」を聞く質問でも32.9%と最も多くの回答を集めており、たくさんの人と接する機会が増えるこの時期には、子どもの体調管理について特に注意が必要であると思われます。
年間通して免疫対策を意識している人はわずか3割。最も意識が高まるのは「冬」で最下位は「秋」
「1年の中で、最も子どもの免疫対策を意識する季節はいつですか」という質問に対し「季節を問わず意識している」という回答はわずか30.3%にとどまりました。一方で、最も意識が高まるのは冬で50.0%、意識が低くなるのは秋で4.1%となりました。
体調を崩しやすい「免疫発達期」には、年間を通じた免疫対策が大切ですが、冬に意識が集中し、秋のような気が緩みがちな時期もあることが判明しました。【図5】
体調を崩しやすい「免疫発達期」には、年間を通じた免疫対策が大切ですが、冬に意識が集中し、秋のような気が緩みがちな時期もあることが判明しました。【図5】
また、「夏の終わり~秋にかけて、体調管理において不安なこと」を聞く質問に対しては、「朝晩の寒暖差」「季節の変わり目の気温の変化」や「乾燥」 といった回答が目立ち、秋口ならではの悩みもあることが明らかになりました。
「夏の終わり~秋にかけて、体調管理において不安なこと」一部回答抜粋
●朝晩の寒暖差
・寒暖差が大きくなるから寝ている間が心配(30代 2歳児パパ)
・寒暖差による鼻水や咳から派生して、体調を崩す(30代 2歳児ママ)
・朝晩の寒暖差で服装や室温の調節が難しい(30代 2歳児ママ)
●季節の変わり目の気温の変化
・季節の変わり目で、急に気温が低くなり風邪を引きやすくなること(30代 2歳児ママ)
・気温の変化で体調を崩しやすいが、服装が難しい(30代 2歳児パパ)
・気温の変化による体調不良が起きないか(30代 2歳児ママ)
●乾燥
・空気が乾燥しだして風邪やコロナが流行り出す(20代 3歳児ママ)
・湿度が下がり、空気が乾燥することで体調管理できるか不安(30代 1歳児ママ)
・乾燥し始めて涼しくなってくるので風邪をひきやすい(30代 1歳児ママ)
免疫対策について「必要だが、何をしたらいいかがわからない」が4割超。5割が「まだ不十分」と回答し、不十分な理由1位は「手間がかかる」、2位「時間が無い」という結果に。
「子どもの免疫を高める為に、毎日の生活で具体的に取り組んでいることはありますか」という質問に対しては、「すでに取り組んでいることがある」が21.5%、「近いうちに取り組もうと思っており、具体的な方法を決めている」が13.5%、「取り組む必要性を感じていない」が20.1%であるのに対し、「取り組みの必要性を感じているが、何をしていいか良く分からない」と回答した人が44.9%と、最も多くなりました。【図6】
また、子どもの免疫を高めるための家庭での取り組みに関しては、「それなりにできているが、まだ不十分」と答えた人が50.0%と半数を占めました。【図7】理由としては、「手間がかかる」(60.8%)「時間が無い」(51.4%)が多く、日々の子育てや仕事に忙しいパパママは、子どもの免疫対策の必要性を感じつつも、適切な対策方法が見つからず、手軽に取り組める方法を模索していることがうかがえる結果となりました。
「食事に悩みがあり、食事を通した免疫対策に不安」が8割超え。取り組みたいけどできていないこと1位は「免疫力向上が期待できる食品をとらせること」であることが明らかに。
感染症に対する免疫対策として大切な3つの要素「運動」「食事」「睡眠」それぞれに関して不安の有無を質問したところ、「子どもの食事を通した免疫対策」について、「不安がある」と回答した人は83.3%にのぼり、「睡眠に不安がある」(66.0%)「運動に不安がある」(59.9%)を大きく上回りました。【図8】
また、子どもの免疫を高める為に取り組みたいと思っているが、十分に取り組めていないものを聞く質問では、1位が「免疫力向上が期待できる食品をとらせる」(24.3%)2位が「バランスの良い食事をとらせる」(22.1%)となり、【図9】食事を通した免疫対策に不安があり、日常的に家庭で取り組むことへのハードルを高く感じている現状が明らかになっています。
子どもが感染症にかかりやすくなる「免疫発達期」の認知度は7割である一方で、子どもの体を守る成分「MFGM」について、約7割は「聞いたことがない」と回答。
生まれてすぐの赤ちゃんは免疫がまだ発達しておらず、おなかの中にいるときに胎盤を通して免疫成分を受け取ったり、母乳を通して受け取ったりすることで、お母さんの力を借りて免疫力を発揮しています。しかし、成長していくにつれて、母親からもらった免疫が徐々になくなり、自分自身の免疫をつくる力を少しずつ発達させていきます。
このような免疫がしっかり発達するまでの時期(=「免疫発達期」)は子どもの発育の為に大切な期間ですが、ウイルスや病原菌への感染が心配になる時期でもあり、特に1~3歳頃は感染症にかかりやすいといわれています。「免疫発達期」の存在については1~3歳を育てるパパママの中ではある程度知られているようで、70.0%が知っていると回答しています。【図10】
このような免疫がしっかり発達するまでの時期(=「免疫発達期」)は子どもの発育の為に大切な期間ですが、ウイルスや病原菌への感染が心配になる時期でもあり、特に1~3歳頃は感染症にかかりやすいといわれています。「免疫発達期」の存在については1~3歳を育てるパパママの中ではある程度知られているようで、70.0%が知っていると回答しています。【図10】