調査名:1~3歳のお子様の体調管理に関する調査
調査方法:インターネット調査
調査対象者:20~30代の有職男女
調査対象者数:651人
調査地域:47都道府県
調査期間:2022年7月15日(金)~7月17日(日)
調査主体:江崎グリコ株式会社
免疫発達期のお子様にはMFGMで免疫対策を
1998年 関西医科大学医学部卒業。医学博士。2007年から東京大学医科学研究所粘膜免疫学部門、2010年から米国アラバマ大学バーミングハム校免疫ワクチンセンターにて腸管・呼吸器の粘膜免疫の研究に取り組み、イネ種子であるコメを用いた経口粘膜ワクチンの開発に従事。
2012年から大阪市立大学小児科において小児消化管診療に携わるとともに、乳幼児の免疫システムの基礎的研究を基盤とした消化管感染症に対する粘膜ワクチンの開発研究を展開。2019年に同大学准教授を経て、2022年1月から現職。日本小児栄養消化器肝臓学会理事。
多くのパパママが感じているように、保育園に入園する4月から半年ほどの間に、お子さんは胃腸炎や感冒にかかり体調を崩しやすくなります。1歳前後のお子さんは入園前までそれら感染症に対する抗体がなく、大人と比べて免疫機能が幼若な免疫発達期にあるため、保育園で周りのお子さんとの関わりが増えることによって感染し、時に症状が長引きやすくなります。
数年前までは胃腸炎や感冒といえばRSウイルスやノロウイルスなど冬に流行するものが多く、そのため感染症に対する意識が冬に高まるのは当然でしたが、最近はRSウイルスが6〜9月頃、胃腸炎が冬に加え春や秋頃の流行もみられることから、年間を通じて感染症への意識が必要になっています。
感染症に対する免疫対策はバランスの良い食事、十分な睡眠、運動が大切になりますが、どういった内容の食事がバランスが良いのか迷うパパママは多いでしょう。乳幼児であれば食事(離乳食)の進め方は個人個人によって異なり、年齢によって必要とされるエネルギー量も異なりますので、乳幼児に共通のバランスの良い具体的な食事メニューを提案することは容易ではありません。
母子手帳の標準体重曲線に沿って体重が順調に増加していれば、日々の食生活に大きな問題はないとする目安になりますが、パパママが忙しい中で、お子さんの免疫力にも配慮する上で大きな味方になりうるのがMFGMを用いた食品です。
MFGMは腸管免疫や感染防御に対する有用な役割が報告され、腸管における感染防御の中核を担うIgA抗体産生に関わるスフィンゴシン1リン酸の材料となるスフィンゴミエリンも含まれています。MFGMを含有する食品によってお子さんの体調や食事に関するパパママの悩みが軽減することを期待しています。
乳脂肪球膜(Milk Fat Globule Membrane, MFGM)は、母乳にも含まれる物質で、乳幼児期にリスクの高まる中耳炎などの感染症罹患リスクや発熱リスクを低減させることが報告されています。MFGMに包含される成分には粘膜免疫に作用する成分(ガングリオシド、シアル酸、スフィンゴミエリンなど)が含まれています。