妊娠中に病気にかかってしまった場合や、妊娠前から持病を抱えていた場合、妊娠生活や赤ちゃんにどんな影響があるのか気になりますよね。どのように過ごせばいいのかチェックしておきましょう。今回は【成人T細胞白血病】【甲状腺の異常】についてです。
成人T細胞白血病(ATL)
成人T細胞白血病(ATL)は、HTLV-Iというウイルスの感染によって起こる白血病の一種です。九州南西部から沖縄にかけて多く発生し、これらの地方でのキャリアー(ウイルス持続陽性者)は約5%、他の地域では0.1~1.0%です。感染の有無は血液検査で抗体を調べます。
ママから赤ちゃんへは主に母乳から感染するといわれていますが、母子感染率は10~20%で、人工栄養や短期母乳、連結母乳などで感染率を低下できます。産婦人科医とよく相談して母乳育児にするかどうか決めましょう。
ママから赤ちゃんへは主に母乳から感染するといわれていますが、母子感染率は10~20%で、人工栄養や短期母乳、連結母乳などで感染率を低下できます。産婦人科医とよく相談して母乳育児にするかどうか決めましょう。
甲状腺の異常
甲状腺の気には、甲状腺ホルモンが過剰になる病気(バセドー病)や、不足する病気(橋本病)などがあります。バセドー病ではママが無治療または治療が不十分であると、発育不全の赤ちゃんが生まれたり、胎児死亡が起こることも。しかし、薬を飲んで病状が安定していれば、心配ありません。
また、橋本病が妊娠経過に影響を与えることもありません。いずれの場合も妊娠前から妊娠中、産後にかけて、甲状腺の働きを頻繁にチェックしてもらうことが大切です。
また、橋本病が妊娠経過に影響を与えることもありません。いずれの場合も妊娠前から妊娠中、産後にかけて、甲状腺の働きを頻繁にチェックしてもらうことが大切です。
まとめ
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